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【2018年の月別衛星概況】 6月
6/3 月軌道DSLWP-Bの信号捉える12mDish
6/7 ISSからSSTV流れる
6/9 1KUNS-PF イメージ画像流れる(EU)
6/17 DSLWP-B JT4G信号受信(JA0CAW)
6/27 はやぶさ2「リュウグウ」へ到着
6/30 ISSからSSTV流れる
6月 AO-73 夜間運用モード+週末常時ON
6月 AO-85 AO-91通常運用モード
6月 AO-92 毎週日曜日午前から24時間L/Vモード
(3日×、10日〇、17日〇、24日×)
6月 FO-29 SO-50 良好
6月 FalconSAT-3良好
月末の読み物
【月からの信号】受信の仕方◆中国は月軌道へ宇宙機を打ち上げ、月周回軌道として月の衛星になった「DSLWP-B」という宇宙機の運用をしています。この宇宙機からアマチュア無線の周波数で電波が出ています。電波形式はGMSKとJT4Gですが、JT4Gは通常のサテライトアンテナで受信可能のようです。すなわち15Element八木に20dBプリアンプ程度。JT4G形式の信号を受信するためのソフトウェアは「WSJT-10」ないし「WSJTX」周波数は435.400MHzないし、436.400MHz。受信がむずかしいと思われる点は人為的な部分です。中国の管制局は運用の都度、運用スケジュールを発表しますが、スケジュールどおりに電波が出なかったり、2つある周波数のどちらで出るか分からなかったり、また送出間隔が10分毎であるので、長い時間の待機を強いられる点などが困難さの部分になっています。アンテナをどこに向ければ良いかについては「月」で良いと思われます。今回発表されたスケジュールでJAで月が見える時間での運用は「7月1日01:00から03:00」となるようです。この時間に月にアンテナを向け、2つの周波数のどちらであるかを判断し(あわよくば2つの周波数)2つのソフトウェアのうちのどちらかを使い(あわよくば2つ)10分間隔で出るであろうJT4G電波形式の信号を待ち構えれば受信出来る可能性があるということです。◆ここで「はやぶさ2」が小惑星「リュウグウ」へ到着しました。「はやぶさ」の時は信号を見失い、長い時間行方不明になっていましたが、ある時「1秒パルス」の発見に至ります。映画「はやぶさ物語」では長野県の臼田宇宙観測所で長嶋一茂扮するオペレーターが「1秒パルス」発見を演じています。「1秒パルス」発見の忍耐力に比べれば「いつ何時出すよ」と言っているのですから、DSLWP-BのJT4Gは受信出来る可能性大きいと思われます。38万㎞彼方からの電波を捉えて見ようという「気概」があってこそのことではありますが…。ちなみにEMEerは通信ではなく「信号を捉えるだけのこと」に余り興味はないようですが、その設備をもってすると容易に信号を捉えているようです。【余話】 -Aはどうした。故障。どこにある。-Bとテザーで繋がっている。いやもともと一体だよ。については別途考察