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News そうこうしているうちにHuskySat-1「HO-107」がBeaconを出し始めたとの一報が入りました。サーバーにデータが送り込まれ始めました。
◆↑この衛星は、Linear Transponderを積んでいて一時使えたのですが、その後使えなくなりました。当Blogはこの衛星を使い、5月11日にJK2XXK、JA3VQW両局とCWで交信しています。
【衛星のことが分かるサイト②】「JE9PEL局の衛星周波数表」これを忘れてはいけません。世界中のサテライターが訪問し、参考にしています。当Blogも事ある毎に参考にさせていただいています。Tnx.
【個別に衛星を知る】
①「AO-92の場合」Fox-1シリーズ衛星のうちの1機、1UnitのCubeSat FMモードで運用されています。ダウン信号の中に200HzのDUV(Data Under Voice)が隠れていて、交信しながらであっても専用デコーダーで衛星のHouse Keeping Data いわゆる「衛星の健康状態」が解読出来ます。このデータは管制局のサーバーに集約されていて常時閲覧可能です。毎週水曜日にL/Vモードに運用が切り替わりますが、L/Vモードになっているか否かもここで確認出来ます◆衛星への太陽の当たり具合「日照率」も衛星の状態を知る一つのバロメーターです。DK3WNドイツのMikeさんの「Illum Soft ware」を使い表示させることが出来ます。Illumination◆⇐このソフトはMikeさんのサイトで紹介されていますが、Win10環境ではインストールしても動かない症状が発生していて、当Blogは現在調査中です。当BlogのデスクトップPC Win10(64bit)環境では動いています。
②「JAISAT-1の場合」去年、2019年7月5日に33機の衛星と共に打ち上げられた、タイの3Unit CubeSatです。Linear Transponderを積んでいます。Tlemetryの受信報告はありますが、中継機が使えるとの情報は無い中、DU9JJY局が使えたと言っているとのQSPがJA3IKC局からありましたので、確認するため調べ始めました。画像はこれまたMikeさんのサイトの情報ですが「Active」になっていますので、生きているということですが、中継器が使えることを意味しているかどうかは分かりません。それから「Status」にもこの名前の衛星が見当たりませんので、中継器は使えない状態と判断せざるを得ない状況です。引き続き調べてみたいと思っています。去年打ち上げ時の様子☆☆☆
◆↑日本時間の今日夕方、東南アジア上空でのみ、Linear TransponderがONになるようです。1年経ったのでONにするのか、今までONを試みていたが成功せず、ここで成功したので実施するのかその辺は定かでありません。
参考 ↓ 去年7月の月別衛星概況
【2019年の月別衛星概況】 7月 ☆☆☆
7/3 ISSから3機のCubeSat放出 EntrySat KRAKSat Swiatowid
7/5 Meteor-M2-2ほか33機の衛星打ち上げ成功(ソユーズロケット)
7/9 CAS-7B FMCubeSat打ち上げ情報(7/22Launch)
7/9 FO-29信号止まる
7/10 AO-85信号聞こえず
7/10 ~11日AO-92カメラモードになる
7/11 はやぶさ2小惑星への着地2回目成功
7/12 AO-85SafeModeに戻る~使える状態になる
7/14 AO-85夜のパスから信号止まる。バッテリー故障
7/15 DSLWP-B JT4-G信号出る。何とかデコード出来る
7/15 Entry Sat 信号止まる
7/22 インドの月探査機「Chandrayaan-2」打ち上げ
7/25 CAS-7B打ち上げ FM Repeater使える
7/29 ~31 DSLWP-B 最後のUHF Test JT4-G (微弱)
7/30 ISSからSSTV降りる
7月 AO-85不安定ながら使える状態続く
7月 PSAT-2からRobot36ないしRobot72のSSTV流れる。
7月 JO-97ヨルダンサットID:9の新画像流れる。
7月 AO-92概ね日曜日午前から月曜午前L/Vモード
【気象】
7月 都心の日照不足過去最長
7月 関東甲信地方去年より1か月遅い梅雨明け(29日)
余話 ↑ロシアの気象衛星、現行「Meteor-M N2」の後継機として打ち上げられた「Meteor M2-2」は、打ち上げは成功したものの、信号を旨く降ろさず、そうこうしているうちにデブリと衝突してコントロールが出来なくなり、現在宇宙空間をさまよっています。