toru-kon DIARY

撮魂日記
アクティブダイバーの水中写真日記ですよ

ヤマトウシオグモと海洋性昆虫と淡水ウミウシ

2005-12-30 09:53:29 | 身の回りのこと
”スパイダーウォーズ”というクモのおもしろ生態学本を現在読んでいます。筆者の吉田真さんの愉快な語り口(例えばクモなんかよりもハチのほうが刺されたら死ぬことすらあるよっぽど危険な生物なのにクモのんが嫌われているのはおかしい話等)でスイスイ読み進むことができて、なおかつスゲーと思ってしまうようなクモに関する知見がたくさん書いてあります。
ホンマかいな??と思ってしまったのがヤマトウシオグモです。なんとこのクモ、満潮になると海水に水没してしまうような潮干帯域の小さな穴に生息していて、糸をビシっとはって海水が入ってこないようにしているそうです。水面を走ることも潜ることもできるそうで小魚なんかも食っているそうです。海中とは厳密には違うのでしょうが、海にクモがいるのですねえ。

淡水には有名なミズグモがいます、ゲンゴロウ、タガメといった水棲昆虫もいます。ところが海にはカニやらエビやら節足動物たくさんいるのに、昆虫がいないんじゃないかなぁと思います。ウミアメンボがいますが、これも海中ではなくて水面よりか上ですもんねえ。この先昆虫が更に進化して行った時に海へ進出はしていかないのでしょうか??

それと海に昆虫はいないようですが、逆に淡水産のウミウシっておらへんのじゃないかなぁ、と思います。下手したらアマゾン川なんかにおりそうですが。