小学生の5年だか6年ぐらいのときの国語の教科書に宮沢賢治の”やまなし”というお話がありました。
小さな谷川にすんでいる二匹のカニの子供の会話の中に
「クラムボンはかぷかぷわらったよ。」
というような一節があります。
たしか当時の国語の授業でクラムボン=泡説とクラムボン=プランクトン説でクラスが二つに割れたような覚えがあります(僕はプランクトン派だったです)。今考えたらカニがクラムボンといっているのだから、クラムボンはクラムボンで良いと思います。
さて、昨日泳いできた僕のパラダイスリバーは三重の田舎の山の中です。そんな場所でも川の両サイドはコンクリ護岸されていたりします。
この川にクラムボンがおるんかどうか僕にはよくわかりませんでしたが、多分おるんやと思います。ただ、おるにしても、かぷかぷは笑わずにコンクリ護岸を見て苦笑いしているんじゃないかなぁ、と思います。