太陽のもとのてらこや!日光街道まるっと学び舎プロジェクトの最終日。
日光東照宮の客殿にて開催される特別講義。
今回は、法人設立のサポートをさせて頂いた、一般社団法人スマートテロワール協会の顧問をお務めの、浅川先生にお話を伺いました。
コミュニティ運営に活きる学びを多く頂きましたので、私からは903シティファーム推進協議会・コミュニティの立場から、学びのシェアを出来ればと思います。
新たな地域自給圏をゴールとする「スマート・テロワール」
はじめに、その道のりで大切にされていらっしゃるスマート・テロワール的『真善美』のお話。
“90”分圏内にもう一つの居場所を持ち、つながりで循環する自律した暮らしを実践しよう!その割合は“3”割程度。
私たち903シティファーム推進協議会は、このゴールに向けて試行錯誤しながら歩み進めていますが、
私たちは、まだ、自分たちの真善美を言語化する手前の段階。
小さな実践(と失敗)を繰り返しながら、自分たちが大切にしたいものを互いに問うて、異なりを受け容れ、少しずつ歩みを進める段階だなぁと。
個人でない!時代は団体戦
この9月より、コミュニティカフェ「田心カフェ」が始動。
日光街道まるっと学び舎プロジェクトの4日目を共にした旧くからのメンバーも、月一店長にチャレンジしたい!との声があがりましたが、
田心カフェは、複数のメンバーが自ら出資し、自ら店長を務め、共感を軸に場が出来ています。
プロはいない。
プロが入ると、一時は良いけど、依存が起き偏りが生じ、コミュニティ全体の成長にはならない。
これが、今時点の私たちならではの、過去からの教訓。
素人のため、早くも資金ショート…といった事件もありますが、相互扶助のマインドで、歩みを進めています。
最短で30年後。テロワール、文明・土壌をつくっている。
903シティファーム推進協議会を立ち上げたのは2015年ですが、
その7年前から続いてきた、日光街道まるっと学び舎プロジェクトがあったからこそ、9月に立ち上げたばかりの田心カフェに、日光街道沿いの歴史を重ねたこだわりの逸品を置かせて頂くことが出来たり、MIKADO珈琲を提供することが出来ています。
今後、田心カフェでは、共感コミュニティ通貨 eumo を導入し、越境したつながりも深めていく最中ですが、
この日、大自然の複雑で美しい紅葉する日光街道を、リアルに心地よさ=真善美をメンバーと共有する、そんな時間を今後も大切にしながら、次代へと続く豊かなつながりを醸成していきたいと思います。