こんにちは。人事・労務の山﨑です。
8月24日に第9回目の「下町しまうまラジオ」の放送を終えました。
第9回目のゲストは、だいやす建設株式会社 代表取締役 佐藤 学 氏です。
佐藤社長は、だいやす建設という100年企業の社長というだけではなく、東商青年部の会長も務められており、今回は第9回目と第10回目2本立てでの撮影となりました。
<テーマ>
100年企業の社長だから見える地域の様子、そしてWinWinをさらに超えた仕事の在り方。
10年で9割の会社が倒産する、とも言われている世の中で100年を超える歴史のある会社のだいやす建設。長い歴史の中で乗り越えた震災・災害のお話や、先代から受け継いだ想い、また建設という側面でどう地域を支えていったのか、をお伺いしております。
特に、印象的だったのは“防災”についてのお話。
明治時代から続くだいやす建設は、震災や災害も数多く乗り越えてきています。
関東大震災の時は、焼野原になってしまいそもそも建物を建てる材料がない、買い占めにあってしまう・・・そんなこともあったとのこと。
そういった時にも、だいやす建設さんは地域の方々と連携して何とか木材を探していた、というのです。
“どの会社も(特に建設業)は自分の会社だけだと仕事が出来ない“という大原則は、佐藤社長の代にももちろん受け継がれています。
佐藤社長は、台東区の地域性として木造が多いため火災に弱い、また地盤が緩いため地震に弱い、ということを危惧し建設不動産分科会との定期的な意見交換会を通じて、行政に報告・相談されています。
結果、災害時の電源喪失という問題から、各場所への蓄電池の配備をお願いし、今は各所へ配備されるようになったとのこと。
建設業、不動産業など地域を地理的・建物的な側面からしっかり支えてくれている会社同士が現場で見える知見を話し合い、“万が一”の私たちの生活のために動いてくれているのです。
自分の企業だけではなく、地域の企業と協力し合い地域を良くしていこうとする気持ち、それは今まで下町しまうまラジオを通して、見えてきた持続可能なゼブラ企業共通の秘訣なのかなあ、と感じました。
今回、田心カフェコーナーでは、秋葉神社の宮司 沼部さんに浅草の街の変化・そして人の変化を明治時代の地図を見ながらお話いただいております。
ここでもまた、伝承していくことで地域の繋がりが見えています。
全編は是非、動画にてご覧ください。
https://esr-j.com/shimauma-radio-01/#kongetu
様々な角度からの歴史、街の歩みをお伺いして、街を歩く私たちの気持ちも少し変わっていく気がしますね。
佐藤社長も、「皆の意識が一番の防災」と仰っていました。
一番の防災は繋がり!
今後とも「下町しまうまラジオ」を宜しくお願い致します。