みなさん、こんにちは。(有)人事・労務の志村です。
今回は、有限会社人事・労務が母体となっている903シティーファームの活動の一貫として、台東区浅草にある「秋葉神社」にて、今年の5月に植えた稲穂が実りましたので、地域の子どもたちと稲刈りと稲干しを行いました。
稲刈りに夢中になる子どもたち。大人が指示をしなくても、子どもたち自ら、稲を刈り、集めて束にして干す姿は、
みんなで活動しているからこそ生まれるハタラク上での理想の形が見えた気がしました。
最初は内気だった子どもも、正面から向き合い対話をして、分からないことを丁寧に解消し、その子の努力に対して褒めながら接していけば主体的に行動する人に育てることができると感じました。
本来、人は主体的な生き物だと思います。それが社会の常識や価値観の中で、人から否定されたり、拒絶されたり、私は大切にされていないと感じさせてしまうとどんどん主体性が奪われ、人の目を気にしながら生きる人生を送ることになると思います。
田んぼプロジェクトは、園芸療法という考え方をもとにし、畑や田圃がない台東区で暮らす子どもたちが、お米や野菜を育てるという「はたらく」原点を体験して、「食べる」という日常にたくさんの人が関わっていることを知ってほしい。そして、「食べる」ことができていることが当たり前ではないことに気づき、感謝の気持ちを抱いてくれるきっかけになれればと思い活動しています。
今回の中で子供達に謝らなくてはならないことが出てしまいました。
先月まで青々と茂らせていたサツマイモの葉っぱが虫に食べられてしまったのです。
先日の台風で虫が大量発生し、ほぼサツマイモの葉っぱが食べられてしまうという事態も発生し、秋葉神社の宮司さんが私達に気遣ってか何十匹もの虫を退治していただきました。
忙しさを理由にあれだけ元気なのだから大丈夫だと私達の油断がそのまま畑に出てしまいました。
畑は私達自身の鏡なんだなあと。
子供達や参加して頂いている地域の方にお詫びをさせていただきました。
作物も人も自然と気象とのつながりの中で生かされているのなのだと実感しました。農家の方々には改めて頭が下がる思いもしました。
皆んなが美味しく食べられている野菜は作り手の見守りがあるからというところを子どもたちにも伝えられたらと思います。
この事を重く受け止め、メンバーと反省会をして皆で更にやっていこうと結束を新たにした次第です。
畑という場を、自然との共存を学びながら、地域の方々が繋がれるような場所にしていければと思います。
次回は10/30(土)の開催になります。
脱穀・ご奉納を行いますので、もし宜しければ、ぜひ秋葉神社で一緒に自然に触れられればと思います!
興味がありましたら、ぜひ覗いてみてください。