2日は結婚して家から出た二人の娘家族が来て、昼間から呑んで食べてで過ごし
隙間を見て無線運用もしたものの、酔っ払い運用だった。
八海山の正月向け赤ラベル、純米大吟醸を皆で呑んだ。
大吟醸だと八海山も澄んだたいへんいい味でした。
2024年の大晦日を飾るのは福島県の酒、伝承山廃純米 末廣。
山廃(正式には”山卸廃止酛仕込み”)を嘉儀金一郎氏が明治時代に試験醸造したのがここ末廣酒造だ。
山廃仕込みの発祥の地の一つと言えよう。
自然災害だけでなく原発の風評被害でも甚大な被害を受けた福島の酒
彼の地の酒蔵が一層努力した甲斐あって、福島の酒はすごく美味いのが多くなった気がする。
今年も色々な事柄がありました。
美味しい酒を呑みながら、一年を振り返りつつ、厳かに新しい年を迎えたいと思います。
皆さま、今年一年たいへんありがとうございました。
どうぞ、良い新年をお迎えください。
ついでなのでこれも備忘録で記しておく。
我が家から歩いて行ける萬乗醸造の九平治の中でも特別な純米大吟醸、彼の地(かのち)
週末の宴会で最初に開栓したが、あっという間に無くなった。
フルーティーさを強く感じ、余韻で残る香りがすごく良い。
ほんのりとした酸味と米の甘みとが絶妙に味わえて、うーん流石にこれは美味い、と唸る。
まあ普段はこんな良い酒は飲めませんから、特別な日ならでは。
今回の宴会に持っていった中で、たいへん好評だった一本。
光栄菊 SNOW CRESCENT
光栄菊は佐賀県の光栄菊酒蔵の酒だが、今これを醸している杜氏である山本氏は以前愛知県稲沢の
藤一酒蔵で菊鷹を醸しておられた杜氏さんである。
山本さんの醸した菊鷹は既に幻の銘柄となってしまい、これが最後だった。
ゆえに愛知ゆかりのある銘柄の一つとして佐賀の光栄菊を加えた。
一口目から「只者ではない」とわかる。
りんご、ぶどうの酸味と甘みのようなフレッシュな味
プチプチ弾けるガス感が清涼感をさらに高めてくれる。
喉越し言うこと無し、キレ素晴らしい。
飲みごたえはしっかりあるのに、スルスル飲めて、いくらでも飲める酒だ。
忘れないように備忘録として記しておく。
長野県大町市の薄井商店「白馬錦」
そこの秋おろしが近所の酒屋のワゴンセールにあったので買ってきた。
アルプス湖洞貯蔵 瓶囲い 秋熟
北アルプスの七倉ダム堰堤のトンネルで夏に寝かせた酒
どっしりと、それでいてキレ良く美味いですね。
まだまだ猛烈に暑い日が続いているが、それでも朝夕には季節を感じる風が吹くこともあり
秋おろしが美味しく感じる日が増えていくような気がする。
秋田から送っていただいた雪の茅舎 奥伝山廃 生貯蔵酒
酵母を育てて酒母を作る工程で、人が櫂でこね回すやり方(山卸)を行わずに
自然任せで時間かけて酵母を育てるやり方(山卸廃止、通称山廃)で醸した雪の茅舎だ。
山廃は燗が美味いがこの時期に燗は辛いので冷でいただいた。
どっしりしたコクは流石。
それでいてキレ良く、フルーティーさもある。
いくらでも飲めてしまう逸品だ。
バレンタインデーで義理とはいえ娘からプレゼントを貰ったので、何を返そうかと迷った末、
身内だから欲しいものを訊けばいいじゃないか、というわけで相談の結果。
適当な美味い日本酒を、となったので近所の酒屋で小左衛門を買ってきた。
純米吟醸 備前雄町 火入だ。
柔らかい味わいで、吟醸香がたいへん良い。
普段飲む酒にピッタリだ
スルスル飲めて、キレも良し。
刺身をつまみながらみんなで四合瓶を分け合って飲んだ。
これにてホワイトデー完了なり。
今年の立春朝搾りは若戎にした。
日曜日の昼ご飯を食べた後、そろそろ近所の店にも届きだしたかな?と覗きに行くと
ちょうど店先にコーナーが出来て沢山並んだところだった。
毎年、我が家の地域だと、関谷醸造の蓬莱泉(愛知)、若戎酒造の若戎(三重)、小町酒造の長良川(岐阜)が
立秋当日に買うことが出来る。
もう少しすれば全国様々な酒蔵の立春朝搾りを呑むことが出来る。
今年も家内と二人で頂いたが、若干風邪気味のせいかすぐに酔っぱらって寝てしまい
ブログを書き忘れるところだった、笑。
さあ、冬のピークとなったので春の始まりだ。
広島の賀茂金秀
あまり目立つ銘柄ではないが、地味に美味い酒だ。
その賀茂金秀(かもきん)に酒米に愛山を使った純米吟醸が出た。
あちらこちらの日本酒コンペで優秀な賞を数々獲っており、いつもの酒屋で「これはうまいヨ」と唆されて買った。
年末に過日の作TypeNとともに飲んだ。
!これは絶妙にうまいっ
やや甘みがあるが品の良い酸味と合わさり、キレよくするする呑める。
いくら飲んでも酔わない(様な気がする)酒だ、笑。
この金光酒造、弱冠20代の五代目になって以来、変わった様だ。
賀茂金秀の名前も、西条の「賀茂」に金光の「金」に五代目の名前から一文字取った「秀」
新しい世代が伝統の上にそれを活かして絶妙な酒を醸す、
なんといい話でしょう。
大晦日の夜に飲んだ「作」
これまた娘のリクエスト
上の娘が大晦日は仕事が明けで家で過ごすとのことだったので「なに呑みたい?」と訊いた結果。
作impression TypeN 純米大吟醸原酒無濾過直汲
要するにザクの大吟醸で、結構シュワシュワ感が残っており、これは若い娘にも人気が出るのも納得。
ただ軽い飲み口なので、いくらでも飲めてしまうのが難点だ。
令和5年の終わりはこの一本で締めた。
年末の仕事納めの日の夜に飲んだ一歩己 裏葉柳
夏酒を一年の終わりに飲むのも何だが、娘が持参して家に来たので折角なので大事に飲ませてもらった。
一歩己(いぶき)は福島。地元の水と地元の米の老舗酒蔵である豊国酒造の一品
裏葉柳は甘口だ
それでいて澄んだ味で口当たりも喉越しも良く、くっきりと締まった味だ。
たいへん美味い
娘に貰ってなお美味い
ちょくちょく気になる酒蔵だ。
頂き物のもうひとつ
秋田は湯沢の秋田銘醸の爛漫 純米 ふなおろし
しっかり冷やしてからいただいた。
すごく日本酒らしい酒
酸味があって、しっかりと米の味がして、すっきりと切れがあるが余韻もいい。
美味いからなんぼでも飲めてしまう酒だ。
家内も、うまいうまいと喜んでいただいた。
さすが秋田の酒。おそれいりました。
頂き物のうちの一つ
秋田の両関酒造が醸す両関の冷酒
本醸造だ。
週末まで待てずに封を切ってしまった。
キンキンとまでならないが、冷やしていただいた。
ポジティブな ”うーん”
秋田のローカルでは、実はこんな美味いやつを呑んでいるのか。
本醸造を根底から見直したくなった。
日頃、頭でっかちに大吟醸より吟醸の方が、とか精米はこれくらいが、とか。
そんな知恵はいらない。
美味いものは美味い。
ぶれずに真っ当な事をやれば、結果は自ずとも付いてくる、結果が無くとも悔やむことは無い。
そんなことを考えさせられる美味さだった。
Micronesia遠征に際して、たいへんお世話になっている秋田のJA7HMZ 井川さん
ライセンスもそうだし、今回もポナペに関していろいろと面倒を掛けている。
やり取りする中で、「うまいやつを送った」と連絡いただき楽しみにしていたところ
本日無事到着
冷酒でいただくのがよさそう。
感謝しきれないが、まずは美味しくいただくとしよう。