彼岸になり早くも遠征まで一カ月となってきたので、そろそろ準備を具体的に始める。
先日買っておいたGPSレシーバーを実際使うことを考慮して屋外で試してみた。
GPSレシーバーは中華製のGR-7BN
まずはGPS信号を拾えるようにドライバ、COMポート設定を行って受信するソフトウェアとして
u-centerをインストールする。
u-centerはスイスのu-blox社が提供しているソフトウェアで、RTK測位で汎用的に用いられているものだが
GPS信号の受信に使わせてもらう。なにより無償でダウンロードできるのが良い。
アニュアルは無いが、ネット上に説明されているサイトが多数あるので、見よう見まねでも簡単な使用する分には問題ない。
受信するといくつもの衛星の信号を受信できていることがわかり、これ自体眺めていて面白い。

まだこれだけでは本来の目的であるPCの時刻を正確に補正することは出来ていない。
同じく無償で利用可能なGPS-Clockというフリーソフトウェアをインストールした。
常駐型のアプリケーションで余計なインタフェースが無く単純であるのが良い感じだ。
実際の運用時に、のべつ幕無し時刻補正をすることはまずあり得ず、起動時に一回やれれば
良いので常駐型でなくて良いのだが、ソフトの性格上致し方ないだろう。
起動すると数秒は受信中になって、終わり次第即PCの時刻が補正される。
タイムゾーンはPCのOSの設定に依存している(キャプチャーはGMT+9hの東京ゾーンである)。
ついでに緯度経度も正確に出るので、海外遠征時に役に立ちそうだ。

本当に正確に時刻補正できているのか確認してみたが問題は無さそうだ。
GPS受信環境が整ってしまえば、普段u-centerを使うことは無く、GPS-Clockを常駐させるだけで良い。

これでインターネット接続が困難な環境での時刻補正が出来るようになった。
ミクロネシアのBLRは部屋にもWiFiが届くようになったと聞いているが、何しろミクロネシアだから
本当にいつでも繋がるかはわからないし、停電は必ずある様なので、特にFT8やるためにはこの対策は必須だ。
当日までに他のCOMポートでリグと繋いで問題出ないかまではチェックしておきたい。