プレミアムモルツ 醸造家の贈り物
お歳暮向けのプレモル
使っているホップがちょっとリッチになったそうだが、正直あまり違いがわからない、笑。
この時期、店先でお歳暮コーナーが出ているところを見ると、未だにお歳暮を贈る習慣は
残っていると知るが、自分の周りでは既に死語になって久しい。
プレミアムモルツ 醸造家の贈り物
お歳暮向けのプレモル
使っているホップがちょっとリッチになったそうだが、正直あまり違いがわからない、笑。
この時期、店先でお歳暮コーナーが出ているところを見ると、未だにお歳暮を贈る習慣は
残っていると知るが、自分の周りでは既に死語になって久しい。
寒さを感じられる日が増えてきて公園の木々の葉が少しづつ紅葉し始めた。
この一週間と週末はQSLカード印刷に費やした時間が主だった。
V6とKH2で併せて約3,000枚弱。
全員への紙の発行をいつまで続けようか、と思う。紙のカードが欲しい局はまだまだ多いと思うが
紙のカードが必要、換言すると紙のカードが無いと不都合だ、という局はもはや少ないと思う。
貰えるものなら貰っておこうか程度のニーズを叶えるために、全ての局に公平にビューロはじめ費用と労力を
費やすのは無駄なように思う。欲しい人、必要な人はOQRSでダイレクト請求してもらうように変えた方が
互いに良いと思いはじめている。
目ぼしいDXは、S9Zの追っかけくらいか。30F、20S、15C、15Fで出来た。あと10mが欲しい。
3D2Y、E51SGC、FW7AAといった太平洋遠征組がいろいろ出ているので出会ったらまずは呼んでいる。
そろそろCQWWCW向けの遠征組が動き始めた様だ。
今年最後の大型コンテストなので、年間未WKDを追っかけてみたい。
修理に出してあるFT-991AMは2週間過ぎたが何も音沙汰がない。
10月の海外での運用でやりたかったことの一つにMSHVを使ってのMulti Answer Multi Streamがあり
国内では中々使える機会が無かったが、V6とKH2でまとまった時間MSHVを使い数千局ログイン出来た。
ユーザーマニュアルをさっと読んで見よう見まねで運用した程度なのでまだまだ把握できていないことが多い。
最近はだいぶ増えてきたが、少し前まではネットで探しても網羅的に説明された記事はほとんど無くて苦労したので
今更な感はあるが何も情報がないよりはマシのつもりでメモ書きとして書いておくことにする。
※間違いがあるかと思いますが、笑って無視するか、正しく教えていただくかお願いします※
細かく書きだすとキリが無いので、WSJT-XやJTDXなど使ってFT8/4の運用をしたことがあることを前提とする。
MSHVはLZ2HVが作成したソフトウェアで、MSK, JTMS, FSK, ISCAT, JT6M, FT8/4, JT65, PI4, Q65に対応しており
FT8/4に関してはWSJT開発成果に準拠している。MSHVはLZ2HVによって一般に公開されており2024年11月現在の最新は
version 2.75で下記サイトでダウンロード出来る。インストールは通常のWindowsAPLと同じなので割愛する。
MSHV | LZ2HV Amateur Radio Website
使い方はそのWEBページにほぼ全て書かれている。おそらく日本語に翻訳されたマニュアルはまだ無いと思われる。
従って、英語マニュアルを丹念に読めば特にあえて加えて書くことは無いのだが、せっかくブログに書くので
最低限これだけやれば使えるというレベルを絞って書くことにし、その先は各自で調べていただきたい。
MSHVをインストールしてPCとリグを接続した状態でMSHVを起動すると最初はこの画面になる。
※下記キャプチャーには出ているが、モードと周波数は表示されていない状態になるはず。
最初にMenu barの"Options"を選びプルダウンメニューを開く。設定は全てこの"Options"で行う。
WSJT-Xの"File"-"Settings"に該当するのがこのメニューだ。WSJT-Xでは設定後にOKを押して確定させるが
MSHVにはOK/CANCELボタンは無く、ポップアップ画面を閉じれば確定される。
最初に"Options"-"Macros"で自局の情報を入れる。(最初でなくても構いませんが)
Macros By RegionをRegion 3に変更し、MY CALLに運用する局のコールサイン、GRID LOCATORをそれぞれ入れる。
GRID LOCATORは4桁でも6桁でも良いが、交信相手との距離を算出しているので6桁入れておいた方が良いか?(試してはいない)
取り敢えず他はデフォルトのままで良しにして一旦閉じて設定する。(元画面にコールサインとGLが表示されたはず)
次に"Options"-"Sound Settings"でMSHVとPCとの接続を設定する。
"Output Devices"と"Input Devices"にPCとの接続を担うデバイスドライバーを入出力両方で選択する。
WSJT-Xであれば"File"-"Setings"-"Audio"のタブで指定したデバイスドライバーと同じものを選択すれば良い。
ここも取り敢えず他はデフォルトのままで良しにして一旦閉じて設定する。
次に"Options"-"Interface Control"でMSHVとリグとの接続を設定する。
Port 1のPortとBaud Rateをリグとの接続を担うWindowsのポート番号を選択する。
WSJT-Xであれば"File"-"Setings"-"Radio"のタブで指定したSerial PortとBaud Rateと同じものを選択すれば良い。
あとRIGを自分のリグを選択する。リグに電源が入った状態で"START PTT TEST"を押してリグのPTTが入ればOK。
うまく行かない時はPTT Methodを正しく動作するよう変更する。
ここも取り敢えず他はデフォルトのままで良しにして一旦閉じて設定する。
ここまで設定が終われば受信する準備が出来たので元の画面に戻る。
受信は左下にある"MONITOR"ボタンを押して始める。
緑色に変えれば受信が始まりウォーターフォールとメッセージ画面が流れ始めるはずだ。その右がモニター停止ボタンだ。
慣れてきた後に起動した最初からモニター始めたい時は、"Options"-"Monitor ON At Startup"をチェック入れておく。
交信を始める前にログの設定をしておく。
"Options"-"Log Options"のサブメニューで"Log Automatically QSO MSK FT Q65"にチェックが入っていれば
インストールしたフォルダー配下にあるLOGフォルダーにADIF形式のファイルで保存される。
ログはリアルタイム表示可能で、"Files"-"View Log"でログ画面が別画面で立ち上がる。
この画面のMenuからログを他に取り込むときの操作が可能だ。
ADIFファイル出力が出来るので、運用してそのままLoTW等へ上げることが出来る。
まずは受信が出来るところまで、ということで(1)はここまで。
キリン一番搾りのとれたてホップの2024年度版が発売された。
毎年結構味が微妙に変わるので、今年はどうかな、と買って飲んだ。
ホップは同じ遠野産
ん?いつもより丸いか?
ホップの良い香りというよりもまろやかな甘みすら感じる味。
これはこれで最近の味っぽくて美味い。
まあ季節ものだし、こういう遊びがあってもいいと思う。
印刷する枚数が少ない方のW1CJB/KH2のQSL印刷が終わったのでビューロに送っておいた。
(V63CBの分は枚数が多いのでまだ印刷の最中です)
前に買い溜めてあったレターパックライト(370円)が10月の値上げ(430円)で、そのままでは送れなくなってしまった。
11月14日、島根ビューロに配達完了した。
さて皆さんの手元にはいつ届くでしょうか?
昨年の同じ時期にビューロに送ったPOHNPEIのQSLカードも1年経ってもまだ届いていないのかな?
惜しい!
日本から米国へのエアメールは10月に値上がりして140円になったんだよ!
でもわざわざ日本の切手、それも記念切手を貼って送ってくれた上に
40mのV6はNewです、と言われちゃ、不足の7円はこちらで負担して返信してあげよう。
サントリー金麦のぬくもりの窓灯り
金麦なのだが珍しくアンバータイプだ。
色の濃い麦芽を使って褐色を出しているようでホップも普段の金麦とは違うのはわかる。
自分にとってはちょっと変え過ぎの感じがする。
バランスが微妙に崩れた感じがして、今売っている金麦冬の味の方がバランスが良いと感じた。
帰国して以来、ほぼ毎日のようにメールが届く。
FT8の画面のハードコピーを添付し「RR73が見えなかったが俺はQSOしたんだよな、確認してくれ」という奴。
相手の応答が受信できずにRR73を送らなかったケースなので「残念だがNILです」で返すか無視するかで対応している。
そんな折にエアメールがドイツから届いた。
開けるとFT8の受信履歴が印刷して入っているのが見えたので、これも同じような請求か、と思ったが良く見たら違っていた。
丁寧な署名付きの手紙で、純粋にMicronesiaの信号をドイツのボンで受信できたのでそのことを認めて欲しい、というもの。
SWLでどんな楽しみ方をしているのかも簡潔に書かれている。
受信機はERADのFDM-DUOrを使っていて、アンテナは径15mのループアンテナだそうだ。
返信封筒に3GSが同封されており、人物の品の良さが判るような丁寧な文面。
書名に博士とあるので、なるほど流石、と感心した。
なんかこういうのは気分がいい。
さっそくこの人向けにMMQSLフォーマットを作ってSWLレポートカードを送って差し上げよう。
オリオンの名護ビール(75beer)のヴァイツェン
オリオンはもともと地元素材を使っているが、今回のヴァイツェンは沖縄産バナナを使っているとのこと。
白でただでさえ柔らかなのが、更に柔らかでフルーティーになっている。
これはこれでなかなか美味い。
南国で夏のイメージがあるオリオンだが、これは冬向きだ。
多くはありませんが、SASEが毎日1、2通ずつ届き始めました。
日本国内とUSAばかりで、いつも良く届く中国は全く来ていません。
欧州はメールが、それも強引なのがバラバラ来てますがダイレクトはまだ1通しか来ていません。
殆どは2GS同封されています(1通何も入っていないのあり)。
円安のお陰で2GSあれば十分です。
今年もサッポロ冬物語が発売される時期になった。
今年の青ベースのパッケージはいい感じだ。
取り敢えず3本買って飲んだが、いつもより美味いと感じたので次の日に12本買い足した。
冬仕様の黒ラベルって感じがして好きだ。
あったかい部屋でチビチビ飲むには、何となくだがサッポロがいい。
冬はサッポロだ。
今回のCHUUK 2024振り返りの最終章である。14年前には無かった新しいヤシの木が芽吹き夕陽を眺めている。
今から14年前の2010年に初めてチュークを訪れた。その時も現地の対応をいろいろお願いした末永さん。
日本の政府(主に遺骨収集と慰霊)や民間放送局(バラエティ番組ロケ)などがチュークを訪れる時にいつも頼りにされる現地の日本人長老だ。
現在御年76歳で私と年齢が14年離れている。従って前回訪問した時の末永さんの年齢に、今回の私がなったわけだ。
写真を並べて眺めてみる。左が今回(2024年)で右が前回(2010年)。撮影場所は全く同じ空港で出国する直前。
お互いに歳とったなぁ、笑。自分は14年後どうなってるだろう?まだ生きてるかな。
宿泊したBlue Lagoon Resort Hotelは、かつては大日本帝国海軍の基地だった跡地にあるが(というより
島の至る所が海軍時代の跡だ)、ホテルの敷地には椰子の木が茂り、草地は綺麗に刈られていて美しい景観を保っている。
そんな景観を維持するために毎日人の手が入っている。
草刈りマンに「おーい、地面に這わせた電線切るなよ~」と叫んだら笑って手を振って返してくれた。
椰子の木の枯れた葉と熟れた実は人の手で積極的に落とす。腰に付けたU字ベルトだけで
するするっと登るテクニックは凄い。上から落としたのを下で拾い軽トラで運ぶを繰り返す。
30分働いたら30分日陰で休む、という感じのペースでたいへんゆとりのある労働環境だ、笑。
部屋から彼らの作業を眺めていたら、草刈りマンが獲れたての椰子の実をナイフでくり抜いて持ってきてくれた。
昨年もポナペで飲んだが、身体が綺麗になる様な爽やかな飲み物だ。実一個に1リットル程度は入っていてすごく美味い。
ホテルのレストランはメニュー豊富で、カツどん・焼きそば・すき焼き・刺身なんてものもある(頼んではいないが)。
ランチで食べたダイバーズチョイス。チキンをマヨネーズで和えたペーストと野菜のサンドイッチに
デカいフライドポテト。ボリュームたっぷりで腹いっぱいになる。アイスティーはお替りし放題。
別の日のランチ、ボロネーズにガーリックトースト。粗挽きの挽肉がゴロゴロ入っていて妙に美味かった。
コロナ禍で開店休業だった期間で全面リフォームしたことは前に書いたが、14年前と決定的に変わったのが自動車。
以前はスクラップ同然の車が多かったが、今はROVERのEVOQUEなんかがさりげなくと停まっていたりして
汚い車はほとんど見られなくなった。島が裕福になったわけでもなさそうなので世間の相場が変わったと言う事なんだろう。
日本でも40年前には携帯電話は限られた富裕層の贅沢品だったのが、今は誰でも当たり前に持つようになったのと同じだ。
ホテルのメイン棟入口。
空港の出発ロビーもすっかり綺麗になっていて、ビールやコーヒーなどを飲めるスタンドまで出来ていた。
日本の自販機だと130円のコカコーラもここでは380円($2.5)だ。
出発の30分ほど前になるとポナペからの便が到着し、歩いて搭乗。バイバイ チューク。
次はいつになるかはわからないけど生きている間にもう一回は来たいよ。
グアムに到着すると既に陽がとっぷりと暮れたあと。都会へ帰ってきて何かと便利で一安心する。
昨年はここでYDXCクルーとアイボールしたんだっけ、あっという間の1年だったな。
グアムのホテルは毎回違うところを選んでいて、今回は日航ホテル。いつもは安ホテルしか使わず
昨年のヒルトン含めてグアムでセキュリティデポジットを要求されたことは過去には無かった。
ここ日航は要求されたが、特に何も悪さはしないので(笑)カード引き落としは無かった。
シャワー浴びもせず、着くなりリグと小型アンテナを出してベランダに設営した。最初は6mFT8を覗いたが
BYくらいしか見えていなかったので12mFT8にアンテナを合わせてCQ出すと、50Wながら欧州からパイルを
浴びて、MSHVのMulti StreamをAUTOで運用し、その間に風呂で久々の湯船につかり、寝る前に400qほどをログインした。
昨年まではグアムから名古屋は夕方のフライトだったが、現在は朝のフライトに変わっており
4:00起きで空港へ向かいグッスリ寝ながらの帰国となった。
丁度昼時に中部国際空港に到着し、ついでなので矢場とんで昼ご飯を食べ、のんびり無事に帰宅となった。
さて今回のCHUUK2024を振り返っての総括であるが、はっきり言って何をどう書いても白々しいから
結構振り返りを的確に書くのは難しい。そもそもなんで備忘録を書いているかといえば何年か経ってから
自分で読み返すために書いている。今でも昔の備忘録を電車の中などで読むと苦笑する。
だから今回の内容から数年後の自分に何を伝えればいいんだろうか、とちょっとだけ悩む。
コンテストの最中に走り書きでメモ書きした言葉がある。
「我慢と辛抱、ちゃんとできないくらい弛緩している」
なぜ今回チュークを選択したのか。なぜ盆休みまで具体的に動かなかったのがやると決めたのか。
改まって思い返せば、ウヤムヤでダラダラっとしてる間になんとなく行くことにしたのが実際のところだった。
行くのがルーチンであるかの如く。二度目で勝手知ったるところであるかの如く。
仕事頭で考えれば、それが碌でもない仕事に関わって失敗する時の定石パターンであることくらいすぐに気づくはずだ。
コンテストがヘッポコな得点で終わったことが恥ずかしいんじゃない(ちょっとだけは恥ずかしいけど)。
緩んでいることにアラームを発していない自分が恥ずかしい。メモを書いた時点で頭では理解していても
リカバリが出来なかった自分が不甲斐ないのだ。(風邪ひいて身体がNGだったのも大きかったけど)
要するに「ダメじゃん俺。しゃんとせーよ」なのだ。
原因はさておき、そうなった背景は明確だ。本業の責務が一気に緩くなったことだ。
全力疾走から完全リタイヤまでの過渡期である今、全てが中途半端で、ビジネスマンでも無く好々爺でも無く
惰性で時間を浪費し、チャレンジするでもなく、過去の延長にただ乗りしているのが現状なのだ。
コンテストの結果だけを見れば、コンディションだの耳の悪さだの地域差だのスキル不足だの色々と理由付けは
できるのだろうが、落ち着いてから振り返ってみて一番感じたのはこの点だった。
今回はある意味で良い気づきの機会となった。追い込まれないと本気を出せないのは現役の頃からのことだ。
これまで隠れていて見え難くなっていた欠点が露呈しただけのことだ。今はそういう時期なのだ、ある意味しょうがない。
仕事で我武者羅だった時代のしがらみを振り切って、新しい自分に胸を張って自信持てるようになるために新たなスタートを
始めよう。具体的にそれをどうやるかは今後のお楽しみだ。
CQWWSSBに合わせて遠征する、というメソッド自体から見直した方が早いのかもしれない。
新たな課題感と目標ベクトルがぼんやり見えたところで、今回の振り返りを終えることにする。
毎度の駄文乱文ご容赦ください。
これにてCHUUK2024をお開きとします。
また来年!
ビールでもないチュウハイでもない、妙な製品が出た。
サントリー 金麦サワー
取り上げるに際してどのジャンルにするか、サントリーWEBを見たらビール類の方に入っていたので
取り敢えず本ブログもビールとして扱うことにする。
飲んでみたが、ビールではないことは確かだ。
でも、なんとなくビールっぽい。まさしくビール味のサワーだ。
アルコール度数が6%なので、甘みを加えて味を工夫して作り出したって感じだ。
あえて続けて飲みたいとは思わなかった。
今回はコンテスト実録を書きたくない気分なのだが、少し時間が経って気持ちが和らいできたので
(直後はかなり凹んだ)改めて振り返ってみて、記録を残しておくことにする。
早い話が「自分が考えていたのとは大違いの酷い結果だった」
これまでの遠征では大抵が何かアンテナを始めとするなんらかの不具合が発生することが多かったが
今回は全てが順調だった。機材は昨年と全く同じ、アンテナも何度も使って調整含めて慣れており
多少太陽がフレアを吹いて荒れ気味だった気もするが、各局の結果を見る限りむしろ素晴らしいコ
ンディションに恵まれ、特に10mは最盛期に相応しい良い状態だったと言うべきだっただろう。
アンテナ設営を終えてコンテスト前日の夜に50WでFT8の運用をしたが、夜の欧州含めて状態は良く
コンテスト前に748qをログインできた。DX COMMANDERは6mエレメントを付けない状態でも6mでは
SWR1.5と不思議と整合できており、ここでも沢山のJA始めとする近隣と交信できた。
さあコンテスト頑張ろう、と張り切って朝起きてリニアに灯を入れて試し打ちを始めた。
お馴染みの局から「良く来てるよ」とレポート貰い、開始時刻を待つ。毎度のことだがこの開始前の
時間は「再びこの時間を過ごすことが出来た」ことを有難く感じるひと時で好きな時間だ。部屋に
お湯が無いので水でのどを潤す。Z-LOG令和を本番ファイルに切替えて準備はOKだ。
10分前、15mSSBで場所取りCQを始める。JAに交じってWからも呼ばれ、CU in the Contestで別れる。
知り合いのJH3EDGに呼ばれ昨晩いろいろなバンドで交信して貰ったお礼を言っているうちに開始時刻と
なりそのまま1stQSO。CQ Contestで気持ちを入れるとお馴染み局が待ち構えていてくれていて次々に
交信し3Q/minペースでスタート切った。ああ、いよいよ始まったぞ。
が、わずか20分経つといきなりCQ連呼で呼ばれなくなった。焦るな焦るな、とCQ Contestを繰り返すが
5分間連続して空振りとなり、これは被って潰されてるかと周波数を変えてCQ出す。が数分毎に1qと
冴えない。一応、事前に目標は立てていて、初日の日没まで7hは10m/15m/20mで150q/hペースをキープし
初日の終わりまでに1,500qとしていたのだが、いきなりスタートで躓いて嫌な気配が漂った。
10mを覗いてみるとJAがNA相手に沢山呼ばれているのが聞こえる。NAもそれなりに聞こえているので
CQ出すが数局のJAが呼んでくるだけで15分ほど経ち、諦めて15mに戻る。NAもJAもそれなりに強いのだが
何故か呼ばれるペースが全然上がらない。1q/mのダラダラした時間が続き、開始3時間経った03UTC
でようやく100qとなる。これはいかん、話にならん。絶不調に終わったベトナム運用の時の記憶が思い
出された。気持ちがキレないようにするのが肝心、とは言え原因がわからない。
何か機器に問題があるのか?と、JAの局にコンテスト中ではあったが「信号どうですか?」と問うと
「over 10dB。良く来てます」と面倒そうに返事。飛んではいるようだ。カリブなりが良く入れば
皆そちらへビームを振るのでJAからすればV6はサイドバックなのは理解できるが、それにしても、だ。
5時間ほど経った現地の14:00頃、15mで突然呼ばれ出した。クラスターに上がったようで3q/minで続く。
今度は北米とJAからのパイルで、V26B、V47T、KP4、FY、TIなどが束になって呼んできて俄然アドレナリン
が放出され片っ端に捌く。そんな中CN3Aまで激強で呼んできて今回最初の楽しい時間を過ごした。
が、それも長くは続かずパイルが収まると再び空振りの連続に戻る。なんてこった、まだ300qをやっと
超えた程度と言うのに。10m/20m/15mを行ったり来たりしてどこでもパラパラ程度しか呼ばれず、日没
までやっても400qにしか届かなかった。これはイカン、焦りよりも徒労感が勝る。
日没を迎え40mへ移る。JAとNAに1~2q/min程度で散発的に呼ばれるが、空振り10回に1回呼ばれるくらいで
このペースは精神的にしんどい。嫌になってきてボイスレコーダのCQばかりに頼ってしまう。日没
までに1,000qの目標との差にしらけ感が漂う。夜中になり気分転換しようと6mFT8でCQ出してみた(既に
コンテストで頑張りぬく気力がかなり怪しくなってきている)。すると面白いように呼ばれて逆にしらける。
結局6mFT8を100qほどやった後、少し寝ることにした。深夜のEUに期待しよう。起きたら世界が変わって
いますように。
泥のように一瞬で寝落ちたが夜中に寒気がして起きた。エアコンが効きすぎている。なんとなく体が
だるくズキズキ頭痛がする。どうやら風邪気味になったようだ。それでも現地の4時頃から20mに出たが
CQの応答は悪いのでEUを呼びまわる。呼べばかなりの確率で応答あるので飛んではいるらしくマルチ
を稼ぐ。途中で10mを覗くと早くもJAの大砲は北米と派手にやっているのが聞こえるが、こちらからは
北米はまだ聞こえない。明るくなり始めてからも20m/15mを交互に行き来してダラダラ局数を重ねる。
声を張り上げていると頭痛が酷くなりロキソニンを飲む、なんとなく熱っぽく気力が萎え、思わず
X(Twitter)で「修行を通り越して苦行になっている。過去最低の結果に終わる気配」とつぶやく。
初日の折り返し(現地時刻10:00)を迎えるが726qにしか届いていない。これはもう過去の自分の得点を
超えるどころかこれまでで一番悪い結果に終わる可能性が極めて高い、と状況を認識した。なんで
こんなんになっちゃったのかなぁ、としょうもない事ばかり考えて凹む。おまけに喉が腫れて痛みが
出てきて声を出すのが辛くなってきた。付け焼刃でボイスレコーダに「V63CB」と「Roger 5927」を
録音してしばらく凌ぐ。が、もうこれではやる気も出ない。無理に声を出したら咳込んでしまったので
再度ロキソニンを飲んでしばらくQRTして横になった。
ネコが毎日部屋に遊びに来た。近寄ると逃げるのだが、まるで自分の不調を冷やかすかの如くいつも
ベランダで無線機にかじりつく人間を冷ややかに眺めていて気持ちが多少は和んだ。
横になっている間にスマホでネットを見て、メールを覗くと海外局から何通もメールが入っている。
読むと昨晩FT8でやった局(多くはEUでNAも少々。JAからは無し)から「俺は3回レポートを送ったがRR73
を受信できなかった。ログインしているよね?確認してくれ」というのばかり。相手にしておられないので
無視したが、その中でUSAからの一通に「私は80歳を超えていますが40mのV6をやったことがありません。
最近はやりのFT8はやりません。CWかSSBでどうか交信して貰えないだろうか」という英文とご丁寧に
WEB翻訳で日本語にした文面の丁寧なメールが目についた。丁寧な文面に好感持てたのと、コンテスト
もこんな状態なのでここは一肌脱いで差し上げようと、返事を書き今日の夕方こちらのSS時前後に40m
SSBでコンテストオペレーションするので聞こえたら呼んでくれ、と書いて出した。
すると速攻で返事が来てコンテスト最中ではあったがスケジュールが成立した。
日中は休憩とダラダラ呼ばれるを繰り返し、少しずつではあるが局数を重ねた。15:00過ぎると15mで
突然呼ばれ出した。おそらくクラスターに上がったのだろう、これまでとは全く違う密度で呼ばれる。
EU全域に交じってPJ2からも呼ばれる。コンテストビッグステーションはマルチ拾いをする時には
劇強で呼んでくる。ようやく3q/minペースが続き、初日以来のパイルアップとなる。ああこれがしたくて
わざわざ来たんだ、喉が痛いのを我慢してガラガラ声で精一杯スピードを上げて捌き最高速5q/minまで
ペースが上がりこの時間は楽しかった。しかし長く続かず1,000qにはもうひと頑張りを要する。
現地17時を過ぎてスケジュールの時間が近づいたので40mに移る。数回CQを出しWから2局ほど呼ばれ
交信を済ませると、くだんの局W9KNI Bobが59で呼んできた。「Hello Bob! Nice to meet you!
Congratulation!」照れくさそうに喜んだ笑い声でBobが応答返してくれて無事QSO完了。
※この日のChuukのSSは0734UTC。それに合わせ周波数の端を選んでスケジュールした。
Bobから「クラスタに上げておいたヨ」で交信を終わると、自分をすかさず呼んでくる一局あり。
KH9と聞こえた。Again, KH9? Complete your callsignを返すとNL7RR/KH9、なんとWake Isだ。
引っ込んだはずのBobも慌てて自分との交信が終わるや5up 5upとKH9を連れて行った。するとドカンと
ぶ厚いパイル。一瞬KH9を呼んでいるのかと思いきやどうやら自分を呼んでいるようだ。最初に
ピックアップ出来たのがKP4AA、しかし裏でV4が呼んでいるのが判る。Wのビッグガンに交じってカリブ
が呼んでいる。次々に片っ端からピックアップし、立て続けでKP4AA、V47T、V26B、ZF1A、J62K、TO5A
PJ4Gと捌き、K3LRはじめ東海岸もマルチ拾いで呼んできて、締めにD4CとZL7IOまで呼んできた。今回の
遠征で一番興奮してハイテンションになれた至福の時間だった。
この一時を過ごせたところで気持ちがキレた。頭痛も直らない、体もダルい、喉も痛い。今回は
取りあえず1,000qまでは何とかやるとしてそれで良しとしよう、と思った。根性無しで不甲斐ないし
恰好悪いのだが、そう思ってしまった。そんな風で最終日の朝は相変わらずCQは大して呼ばれないまま
マルチ拾いや知り合いでまだ更新してなかった枠を埋めたりして、1,000q超えたところで丁度そろそろ
終わりの時刻になりFinishとなった。
精査前の速報が既に出ているが、同じオセアニアのSO LOW Singleにも負ける得点(604,340)に終わった。
気持ち今年はオセアニアの得点がさほど高くなかった気がしないでもないが、やはり強い局はいつも
通りの得点を上げていて地域の問題は無く、また自分のH/W面でのトラブルは無かったことを考えると
どう見ても自分の力量が足りなかったという結論しか無い。不甲斐なく悔しいがそういうことだ。
正直な気持ちとして今回はかなり落ち込んだ。この後で書くがFT8では面白いように呼ばれて2,000q以上
やった結果を見ると、機械任せだと出来ても自分のオペレーションだと出来なかった様に感じられて
嫌になる。折角のコンディション最盛期でおまけに昨年と違ってV6は唯一のエントリーだったにも
関わらずだ。チューク名物の停電も皮肉なことに今回は一度も遭遇せずに済んだにも関わらずだ。
仕事の隙間を無理して調整して遠征したのでもなく時間と余力はふんだんにあったにも関わらずだ。
まあ何度もやってればこんなこともあるさ、と楽天的に捉えたいとは思っているもののしばらくは
悔しい気持ちを嚙み締めようかと思っている。何がいけなかったんだろうかを考えたことを次の
チャレンジの糧に出来れば良いので次の総括でその辺りに触れたいと思う。
ヘリオス酒造 沢内醸造所の「夕やけ小やけの赤びいる」
デザインの絵はオガサワラユウダイ氏のものだそうだ。
レッドエールという触れ込みなので、どんなものなのかと飲んでみた。
確かに注ぐと赤色が鮮やかだ
柔らかい口当たり、しっかりしたコクはある。
軽く柑橘系の甘みを含んだ味、品がいい。
なるほど、夕焼け小焼けをイメージしたほのぼのさが上手に表現されていると感じる。
流通が充実すれば結構ヒットすると思うが、充実してないからこそ美味いのかも。