次の列車は10分程の待ち時間で来た。
チェンマイやイサーン地方から遠距離走って来る列車だから
アユタヤに着く頃には数十分の遅れが出ることが多いらしい。
遅れたせいで長時間待たされることもあれば遅れたお陰で今回のように待たずに乗れる場合もある。
好き好んで毎回3等車に乗ってるわけじゃないが、何となく人間臭いところが良いと思うときもある。
乗客は俺の店の従業員のレベル以下の人々だろう。(所得がね)
そういう人々が団欒していたり、何かを食べていたり、酔って一人でブツブツ言ってたりする姿を見ることにより
俺の店の従業員も俺と同じ人間なんだなあと再認識させられる。
もう少し優しく接してやらないとなあ・・・とその時だけは思っている。
遺跡を後にして駅へ向かう。時間は午後4時。
列車の時間を確認すると次回到着は16時45分。まだ時間は十分ある。
・・ってことで食事でもしようと思いその辺をプラプラと徘徊。
駅前には屋台は多数あるが椅子に座ってゆっくりとビールを飲むような所が無い。
少し歩いた所に日本語で看板の出ているゲストハウスを発見。
ミントゲストハウスという、ふざけた名前だ。
何もミントなんていう名前にしなくても他にいい名前思いつかなかったのかよ。
日本人客狙うなら「キチンヤド」もしくは「ネドコ」なんて言うのがインパクトがあっていい。
客引きしてた店主に引き込まれ、ここで食事することにした。
写真の男が店主。店主は片言の日本語と英語を話す。
俺がタイ語、店主が日本語と英語という奇妙な会話の状態がしばらく続いた。
カオパットとヤムウンセンとビールを注文。
まあ、カオパットは予想通りの味・・・期待してなかったからいいけど
ヤムウンセンは普通・・・外人相手にしてる店の割には辛かった
ビールはハイネケンが置いてあったが、氷を入れてシンが飲みたい気分だったからシンを注文。
宿泊客のファランも俺の持っているカメラに興味があったようで話に入ってきた。
ビール2本飲んで酔っ払ったところでお開き。時計を見たら17時近く。
はあ~乗り過ごした・・・