印象に残っている出来事を時系列に沿って書いている。
前回からの続き・・・・
帝国リサーチに労働許可証取得を依頼してからは今までアナカリでは何をしていたのだ?というほどにスムーズに進んだ・・・少々の問題は発生したが・・・
まずはマッサージ店の営業ライセンス申請手続きに入った。
営業ライセンスが取得できたら労働許可証の申請に入るとのことだ。
手続きを開始して数日後・・・・・日本の陸上自衛隊の女性自衛官のような制服姿の女性二人が治療院にやって来た。
イミグレか?何なのか???
「あなたが施術しているの?」
いやいや、こちらの女性が施術しているのですよ・・・・とヌイさんを指差す。
「トイレはどこ?」
トイレは外にあります。そう言って、フロア内のトイレまで連れて行く。
「・・・・・・・・」
トイレを確認すると制服の女性二人は帰っていった。
そして数日後・・・・
帝国リサーチのUさんから電話があった。
「営業ライセンス取るのに少し問題あるよ・・・向こうお金欲しいみたい」
・・・・賄賂ってことだ。
詳しく話を聞くとトイレが治療院内部にないと建物の基準を満たせないのだそうな。
ビル内部にあるのだから問題ないはずなのだが、そのように難癖をつけてお茶代を稼ごうということらしい。
更に数日後、帝国リサーチのスタッフNさん(Uさんのアシスタント)と共にトンローの役所に出向いた。
先日、治療院に制服姿でやって来た女性が本日は私服でデスクに座っている。
Nさんと話を始める。話の内容は殆ど理解できた。
建物の基準を満たしていないのでライセンスは出せないということだ。
そこでNさんがお茶代の話を始めた・・・・・向こうからは金よこせなどとは言ってこない。
Nさんが片手を出し、これでどうかと尋ねている。
すると役人は渋々という表情で首を縦に振った。
Uさんに予め用意しておくように言われていた5000B入った封筒を机上を這わせるように渡した。
役人は仕方ないわね~という表情でそれを受け取った。
・・・「仕方ないわね~じゃねーよ!この業つくババア!!金を貰う時くらいニッコリしろよ!!」と腹の中で思いながら口では「ありがとうございます!」などと言ってしまうのはこの頃からだ。
営業ライセンスはこれで取得完了だ。
実際に紙のライセンスが届くと労働許可証の申請に入った。
するとまたまた問題が・・・・・・
つづく
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