Jose's FANTASY SPORTS!

アメリカンフットボールを中心にスポーツ好きで、カントリーギター好きのJoseによる雑記帳です。

NFL 2013 Week13 at Seattle プレビューめいた話 ~QB対決編~

2013年11月30日 23時00分00秒 | NFL
[ 聖者の行進 ]
NFC第1シードを賭けた大一番を前に、両チームのQBについて。

どちらもサイズには恵まれなかった選手。

しかし、両者の育った方向は随分違いました。

ドリュー・ブリーズは、(表現として正しいかは分かりませんが)、いわゆる王道・正統派のパサータイプ。

6-0(183cm)は、我々が目の前で見たら大柄に見えるでしょうけど、NFLの世界のQBとしてはかなり身長が低いです。

OLさん越しにレシーバーを確認するせいか、随分上を向いてダウンフィールドの様子を伺う姿勢は特徴的です。


こうして、しっかりとラインを越えて、多くのターゲットにパスを通していくスタイルです。


一方、ラッセル・ウィルソンは、さらに小さい5-11(180cm)。

こちらはOLさんを、横回りして自らも走り抜けたりするのがお得意です。

こちらは。小柄なQBらしいスタイルと言えますね。

身体の小さい事は、走る際にカットを切ったりしても、重心が低く慣性の働きが小さい事などのメリットにつなげているとも言えます。(余談ですが、身体が人より大きいのに、そういう事ができるキャム・ニュートンは、本当に恐ろしいエンジン・パワーを持った選手だと思います。ありゃ、体の小さな選手のやる動きですよ、ほんと。)

ただ新世代のモバイルQBと言うべき存在で、パス能力も見劣りしないという所が凄い。
(あれだけ走って、さらにランニングスローでパスを決めたりするんだから、本当に感覚が優れていますね。)

ウィスコンシン大学の選手は、特にライン選手を中心に強烈にデカい人がひしめいていると思いますが、なぜかこの人は随分サイズがありません。(ちょうど、ピーター・カーンズがセンターをやってた時の選手なはずだし...。)

ドリュー・ブリーズは、スーパーボウルの先発QBとしては、ジョー・サイズマン以来の身長の低い選手だったそうですが、彼は当時としては珍しく、積極的にランも仕掛けるタイプ。
何となく、この二人をつなぐ名前のような気がしてしまいます。

生物の世界でも、足が速くなったり、毒を持ってみたり、やたらと多くの卵を産んでみたり、様々な手段で生き残りを図ります。
スポーツの世界でも、身体的な条件が似通っていたとしても、様々な方法で活躍していくのが面白くはあります。

と、面白がってもいられません。
舞台も整い、NFCの覇権を争う今季最高の大一番となりました。

必ず勝利して...プレーオフ期間に、もういっぺんシアトルに出向く事が必要ないようにしてもらいたいです。

あ、途中わざわざジョー・サイズマンの話を持ち出したのは、やっぱりドリュー・ブリーズが勝つよ、という結論にするためです。
それは、サイズマンの誕生日が暗示しています。

ジョー・サイズマン
1949年99日生まれ。

やはりこの対決は、ドリュー・ブリーズの勝利ですね。

BGM: You Must Come In At The Door / Doc Watson
そのドアは、下をくぐれない程低く、登って越えられない程高く、横を回れもしないほどに幅が広いので、「You Must Come In At The Door」だそうです。
天国の扉の事ですね。
いろんな方法で壁を越えて進撃をしていくQB達。その競演を楽しみましょう。

コメント
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