今日、JR東日本などのプレスリリース欄にある話題が掲載されました。
その話題とは「周遊きっぷの見直し」についてです。
周遊きっぷとは目的地までの往復乗車券(片道201km以上)と周遊ゾーン券をセットにした切符の事です。
往復の乗車券が2~3割引になる他にゾーン内では特急列車などの普通車自由席を利用する事が出来ます。
話を戻しますがこれを見た時に私は「どうせ数種類程度しか消えないはず。」と考えていました。
しかし実際には何と19種類ものゾーン券が一気に販売中止という結果でした。
販売が継続されるゾーン券は13種類の為、実に半数以上の周遊ゾーンが一斉に廃止されることになります。
なお廃止される周遊ゾーンは以下の通りです。
北海道
北海道ゾーン(10日)
札幌近郊ゾーン
北陸
富山・高岡ゾーン
加賀・能登ゾーン
敦賀・若狭ゾーン
東海
飛騨・奥飛騨ゾーン
近畿
近江路ゾーン
北近畿ゾーン
南紀ゾーン
中国
山陰ゾーン
岡山・倉敷ゾーン ※
広島・宮島ゾーン ※
津和野・秋芳・萩ゾーン ※
四国
高松・松山ゾーン
徳島・室戸・高知ゾーン
九州
下関・北九州ゾーン ※
熊本ゾーン
宮崎ゾーン
鹿児島ゾーン
余談ですがこれまでは部分的に新幹線に乗車出来る周遊ゾーン(上記の※)も存在しました。
しかし今回の大幅見直しによって全て姿を消すこととなりました。
最近、高頻度で目にするようになった「見直し」という言葉…相変わらず碌な意味合いで使われません。
新幹線や特急列車などが便利になる一方で夜行列車や割引切符などに対するテコ入れがあまり行われていない様に感じられます。
これ以上の販売中止を起こさない為にも今後は乗車券の割引率を上げたりするなどの工夫が必要とされます。
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