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ジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

復旧

2011-10-25 12:00:13 | 日記
昨晩8時頃、横須賀線の線路上にタクシーが転落した事故があった。横須賀線の上下線とも止まってしまったので、この事故の影響で帰宅できない方や迂回して帰宅した方も多いと思う。私も普段横須賀線を使っているため昨夜は迂回して帰宅したが、帰って見たテレビには事故現場の様子が映し出されていた。

走行中の電車に当たったのだから当然と言えば当然だが、タクシーはボロボロ、電車も急停車をかけたのだろう、タクシーの横に止まっていた。見るからに大事故である。こりゃ明日の朝も迂回かなぁ、なんて暢気な事を思いながら寝てしまったが、今日の朝はバリバリ横須賀線は動いていた。昨晩の内に撤去作業が行われて0時半過ぎに運転を再開したそうだ。

朝の横須賀線に揺られながら、ふと事故の撤去作業について考えた。まずは救出作業、怪我人がいれば救出と病院への搬送、電車の乗客の下車と最寄駅ないし付近地への誘導、現場検証、タクシーの撤去作業、事故車両の撤去作業、線路の安全性の確認、ダイヤの再調整、などなど素人がちょっと考えただけでも、JR、消防、警察の方々の仕事は山盛りである。それが4時間半の短時間で復旧してしまうのだからすごい。

500kmの区間で地震の影響を受けながら49日間で復旧した東北新幹線の記憶もまだ新しいが、この時は以前の阪神や中越での復旧作業の記録が役に立ったそうだ。地震で世の中が大変だー、大変だー、と言っている最中、ここの柱はこうやって補強して強度を増して、ここは全面的に取り替えて、と復旧作業をしながら次にいつ役に立つかも分からない記録を一つ一つを詳細に書き留めていたことが数年の時を経て役立っているのである。

どんな仕事、どんな場所でも不測の事態、不慮の事故というものは起こりえるだろう。その時、その場での臨機応変な対応ももちろん非常に重要だということも間違いない。しかし一方で、事故の記録と次回への計画もまた重要だと思う。事故が起こった際に何をしたか、どう対応したのか、事故を未然に防ぐ手立ては無かったのか、反省を生かして次回に繋げられるそうに記録に残す。そんなの当たり前だろう、と思うかもしれないが、貴方の周りではキチンと出来ていますか?と聞かれると、「う、うん」と弱い声が出るのではなかろうか。私もこの記事を書いていて、できてないなぁ、と反省している。JRではきっと昨晩の事故も今後に生かそうと記録に残されているに違いない。

今朝の横須賀線では、すやすやと幸せそうな寝顔を見せている乗客の方がたくさん居た。彼らにひとときの眠りを提供したのは間違いなく昨晩の復旧作業に当たった関係者の方達だ。私が横須賀線に乗るのはたった10分間だが、その10分間を何事も無く過ごす為に非常に多くの方が関係していることを改めて実感した、今日はなかなか感慨深い通勤電車だった。(野)


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株式会社ジェイエスピー
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