iPhone4Sが出ましたよ

私を含め、iPhone5が発表されると期待していたユーザがずっこけた先日のiPhone4Sの発表から数日、日本でもソフトバンクとauでiPhone4Sの予約が開始されたが、たった1日、世界中で100万台の予約販売がされたとニュースに出ていた。外観はiPhone4と同じでも中身はデュアルプロセッサになっていたり、カメラ性能が向上していたり、iPhone5を期待していたユーザもまあ納得の仕様で予約が殺到している模様だ。

日本の中に限った話でも、ソフトバンクではiPhone3Gや3GSを購入してからiPhone4への機種変更を我慢して我慢していたユーザがiPhone4Sへ一気になだれ込んでいそうだし、auではiPhoneいいなぁ、でもなぁ・・・なんて思っていたユーザが次々予約していそうだし、新規にスマートフォンを購入する方々と相まって多くの人が予約しているのだろう。今後もしばらく売れ続けることを考えると、ここ数年では世界中でもっとも多くの人が使用する端末になりそうだ。

そうなると心配になってくるのがウィルス対策だ。世界中でもっとも使われる端末から情報を自在に吸い上げられることが出来たりすると、あんなことも、こんなことも出来ちゃうよね、と悪いことを考える人も必ず出てくる。これまでのiPhone(iOS)ではいくつかのウィルスが確認されているが、大規模に問題が起きた事例は私の記憶にはない。しかし、これからは使用する側にも何らかの対策が必要になってくるだろう。

多くの人が利用するハード、OSが決まると、それをマーケットにしたソフトウェアが花盛りになるのはこれまでのコンピュータの歴史が証明している。今でもiPhoneやiPadを対象にしたアプリは20万近くあるそうだが、今後はさらに加速することになる。iPhoneアプリの開発にはMacが必要だったり、XCodeのライセンスを購入したりと、初期投資が必要になるのでアプリ開発へのハードルが高いと言われているが、世界で最も使われている端末に対してサービスを提供しないという判断を企業がするわけが無く、Android一本槍で開発を進められていたアプリやサービスについても、もう一度考える機会が訪れることになる。AndroidもiPhoneも両方は面倒だ！という場合はHTML5という選択肢もあるのでそちらに一気に流れができる可能性もあるだろう。iPhone4Sの登場でまたソフトウェアの世界のメインストリームも変わってくるだろう、楽しみだ。

さて最後に、ソフトバンクでiPhoneを契約するとiPad2が0円～！キャンペーンをやっているが、WiFi環境だけで使えばタダでiPad2が使えるように見える。しかし、端末代金は必ず支払うことになっており、割引額はパケット通信料から引かれるのでWiFi環境だけで使っても1,860円は毎月必ず支払うことになる。やったー！iPhone4Sに機種変更すればまたiPad2が手に入っちゃうじゃん！何に使おうかなー、なんて私のようにぬか喜びしないようにお気を付けを。（野）


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