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ジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

体罰は『詭弁と釈明』

2013-03-07 11:03:15 | 日記
昨年、大阪の高校生がバスケット部の顧問の体罰を理由に自殺したことにより、日本中で体罰問題が浮上してきました。

とりわけ、女子柔道、それも日本を代表する選手たちに対して行われていたことには驚きました。

実は体罰を行なう指導者の大半が、体罰によって教えられてきた『被害者』だと私は思います。

今から40年も前の話になりますが、私は中学校に入学したら、野球部に入ろうと決めていました。すると周囲からは、「やめとけ!あの中学の野球部はしごきがメチャクチャらしい」とか「三年生が挨拶の仕方が悪いと、追っかけてきて、バットで殴るらしい」とか、多くの噂が耳に入ってきました。三歳上の兄も、同じ意見でした。

周囲からの反対をよそに、入学後、すぐに体験入部に参加しました。
体験入部は一週間の短期でしたし、部員確保の意味もあり、噂とは真逆で、楽しいものでした。
家族や友人からは、「正式に入部してからが地獄の日々だよ」「止めるなら今のうち」など多くのアドバイスをもらいながら、正式に入部いたしました。

新主将の『I川さん』は、全部員を前にして驚くべき就任爆弾発言をしました。
その内容は耳を疑う内容でした。
「今までの野球部は、しごきや、いじめと間違えそうな練習で有名でしたが、自分が主将である限りは一切の暴力は禁止する」と言うものでした。
更に「この発言の前に入部を決めた君たちに悪いから、これから入部したいと申し出があっても認めないことにした」

新主将の『I川さん』が神様に見えた瞬間でした。

結局、この後20名前後の入部希望者がいましたが、発言通り一切認めず、我々7名が一人も退部せず卒業となりました。
当然、その後もこの暴力禁止は伝統として残っていると信じています。

私が3年時の主将は『T中』といい、彼も『I川さん』と同じように暴力禁止を貫きました。彼は現在、東京の某有名私立高校(西東京では常時ベスト16以内レベル)の野球部監督をしています。彼が、中学時代に暴力まみれの3年間だったら、今の彼があるかは疑問です。

その後、私が入学した私立男子高校は『暴力(いじめ)・カンニング・喫煙・飲酒』を行ったものは、即座に『退学(停学は無し)』という厳しい校則でした。
要は、男として卑怯なことはするなと言うことですね。

そんな学校だったので、全く体罰やいじめはありませんでしたね。

それでもラグビー部は何度も全国制覇をしましたし、野球部からはプロ選手になった者も数名います。サッカー部・陸上部・バスケ部・弓道部などは全国大会に何度も進出しています。

結局、体罰が本人のためとか、能力アップに必要だなんて言うのは、詭弁と釈明』に過ぎないと思います。

ちなみに巨人の高橋選手は慶應大学で主将に指名された際に、暴力禁止発言をして、下級生から喝采を浴び誰からも信頼される選手になったとのことです。

ただし、体罰はNGですが、厳しさは必要でしょう。
優しさと甘えを間違えては、若者の成長を妨げてしまうとも考えます。

私の今までの人生を振り返ると、体罰やいじめと無縁だったことに感謝したいですね。

                                    (高)

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株式会社ジェイエスピー
  横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
  製品開発(monipet)、それに農業も手がけるIT企業
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