景気回復への道

アベノミクス効果で株価は上昇し続け、昨日は4年5カ月ぶりに1万2000円台に乗せた。
円高是正による輸出企業の業績回復など景気に関して明るいニュースが紙面をにぎわかせている。

しかし、景気回復への道は深く険しい。

アベノミクスの1つとして、物価上昇率2％を目指しているが、長年続いている日本のデフレは多少の金融緩和ではビクともしないだろう。加えて、来年4月から段階的に上がる消費税、そして増え続ける社会保障費。消費活性化に対する不安要素は取り上げたらキリがない。

この状況の中でいかに個人の消費拡大していくか。

最も有効な策は「早期賃上げ」だと私は考える。

「早期」にこだわる理由は上記にも記載したが、先行き不安の中でも上昇気流は生まれている。
そんな中「2、3年後に賃上げします」では国民の期待感は薄れていき上昇気流が途絶えないとも限らない。この上昇気流を無駄にしないためにも早期に行う必要がある。

また、「賃上げ」は冷え切った個人の消費心理を動かす最善の策だと考えている。
減税などの対策は多々実施されているが、賃上げの方が効果的でインパクトは強い。
増えた賃金が貯金に回ると懸念されているが「あれが欲しい、これが欲しい」と思う人も少なくないはずである。

企業側から見れば「それが出来たら苦労はしない」と思うだろう。
確かに業績の悪い会社が賃上げを実現するのは厳しい。しかし、業績が少しでも良かった会社は、そこで発生した利益を優先的に「賃上げ」に回せるような工夫はできないだろうか。
政府は賃上げで法人税減税などの対策も打ち出しているが、業績向上と賃金上げがもっと直結するような策が欲しいところである。

自分に優位な意見に見えるが、世の動きとしてはローソンを筆頭に賃上げが行われている。良い流れだと思う。しかし、もっと多くの企業が乗っからなければ効果は薄い。
ということで、直ちにジェイエスピーも賃上げを実施してもらいたい。（土）



・・・と、こんな終わり方をしたら「調子に乗り過ぎだ！」と怒られそうなのでやめておく（当然だ）。

私は好景気を実感したことがない。
だからこそ好景気で活気付いた世の中を見てみたいという想いが強い。
景気回復に向けての手段の1つとして「早期賃上げ」はどうだろうか。（土）


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