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ジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

新しい年

2014-01-06 08:24:42 | 日記
 親が子に願うことは単純だ。現実的に経済面での心配もしないではないが、心配と願いはまた別物。ただただ元気に伸びやかに生きて行って欲しいと、どんな親もそう願っているのではないだろうか。
 
 昨年末、世代別の世論調査の結果が新聞に載った。それよると、20代は親の世代に比べ損をしていると考える人が多いこと、将来に対する不安が大きいこと、若いうちはがむしゃらに働くべきだと考える割合が小さいことなどその他の世代、特に60代を超えるみなさんとの違いがはっきりと出ていた。

 日本の高校生を対象にした国際的な調査でも米中韓の学生と比べるとは自分に自信が無いと考える学生が著しく多いという結果が出ている。
 
 親の願い通り病気ではない。病気ではないが元気ではない。不安に押しつぶされて伸び伸びと生きていない、そんな結果が見て取れる。
 
 わが国はこのところ内戦や大きな戦争からずっと遠ざかって来ることができた。世界の中でも有数の経済大国でもある。先輩方が一生懸命頑張って来てくれたおかげだ。しかし、今の日本を作ってくれた先輩方の、そしてその後を引き継いで来た私達の失敗した点がここにあるような気がしてならない。
 
 「やってみたいこと」や「行ってみたい場所」、「欲しいもの」を口にする人たちを大事にして応援する姿勢が足りなかったのではないかと思う。経験に照らしてみてそれはやめておいたほうが良いと言うことは簡単だ。結果を丸ごと与えてしまうことも出来るだろう。
 
 だが手助けして成功させてしまうことと応援することとは違う。失敗するとわかっていても、それを経験にしてその先にもっと大きな成功があることを信じて、やってみろと言う。また失敗してもそれでもその先にもっと大きな成功があると信じて次を目指せと言う。応援するためには応援する側にも未来に対する強い信念が必要だ。世論調査には実は未来を、自分たちを引き継ぐ者達を、信じていない世代の生き方そのものが現れているような気がしてならない。
 
 起業したい、新しいアイデアを世に問いたい、自分はこれで生きてみたい、そう考えている人達に、あきらめなければきっとうまくいく、やってみろ、と応援してやれる気風や制度がこれから先どんどん生まれて来ることを願いたい。
 
 企業の価値もまた、様々な経験が出来るかどうかによって判断してみても良い。資産や給与待遇だけが企業価値では無い時代だ。どれだけ社員を応援できるか、どれだけ社員に多くの経験を積ませてやることができるか、企業を成す上司や先輩の覚悟が試される。「夢」や「希望」は、先輩世代が肚をくくらなければ産まれて来ない。
 
 人は弱い存在だ。不安な未来を繰り返し繰り返し示されればどんなに強い人でも弱気になって当然だろう。だが未来を知っている人など実はひとりもいないのだ。未来はやって来るのを待っているものではなく創りだすものだ。弱い部分は仲間を作って補い合って行けばいい。一人では行けない未来に仲間となら行けるだろう。あきらめずにぶつかっていけば不安の雲はきっと晴れる。
 信じてあきらめないこと。この言葉を何度も繰り返して2014年のその先に繋がる未来を作って行きたいと思う。(三)
 

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株式会社ジェイエスピー
  横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
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