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IMジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

赤い牛

2014-04-16 09:42:24 | 日記
私はエナジードリンクの愛飲者だ。とりわけ表題から連想されるであろうタイ産まれオーストリア育ちのブランドを贔屓にしている。私はこれを出勤日は毎朝ほぼ欠かすことなく飲んでいる。私はもはやコレに依存していて、これを飲まないとどうしても日中眠くなる気がするのだ。
そこで私はエナジードリンクの異様な覚醒作用に興味を持った。飲料に配合されたカフェインの効能だろうと仰られるかもしれないが、私個人としてはブラックコーヒーを飲んでも、日中眠くなることのほうが多い。そこで、実際に含有量を調べてみると、某赤い牛(ひと缶185ml)に含まれるカフェインは約60mg。コーヒーのカフェイン量は150ml中50~100mg程度(これと言う情報がなかったので幅を持たせてある)。となると、飽くまで私の経験則がもとになるのだが、私が感じる覚醒作用はカフェインが直接の原因ではないことが考えられる。
ここで件のエナジードリンクのメーカー公開成分を見てみようと思う。おそらく手がかりがあるはずだ。

1缶(185ml)中
炭水化物 19.8 g
L-アルギニン 222mg
ナトリウム 148mg
カフェイン 59.2mg
ナイアシン 5.55mg
パントテン酸 3.7mg
ビタミンB6 3.7mg
ビタミンB2 0.1665mg
ビタミンB12 3.7μg

上から多い順に見ていこう。
炭水化物は普段から食事のたびにこれの数十倍を摂取しているので、おそらく関係はないだろう。血糖値の急激な増減は自律神経系に負担がかかり、時に眠気を引き起こすことはあるようだが。
アルギニンはどうだろうか。これはコラーゲンの合成促進作用などを持ち、外傷治癒などに関連するアミノ酸だ。"L"というのは分子の構造を示しており、ほかに"D"が存在する。一般的に体内ではL型のアミノ酸が重用されるので、L-アルギニンはそのまま栄養素としてのアルギニンと考えて良いだろう。(ちなみにブドウ糖ことグルコースにもD型とL型があり、体内ではD型が主として代謝されるのだが、体内で糖やアミノ酸がD型もしくはL型に偏っている理由にはまだ明確な答えが出ておらず、生命科学最大の問題のひとつとなっている。)
そしてさらに調べた結果こんな記事が私の目に入った。

以下外部リンク
「アルギニン」が「カフェイン」の覚醒効果を増強する

どうやらこれが正解と見てよさそうだ。
内容を要約すると、アルギニンとカフェインを併せて摂取すると、覚醒作用が長持ちすると言うもの。どうやら自分の感覚を信じて正解だったようだ。当初はカフェインの効果を疑っていたが、なるほど相乗効果だったとは。

その他の栄養素についても軽く見ていこう。
ナトリウムは食塩換算すると約0.4g相当だ。大体の人は3食取るだけで1日5gを超えがちなので、ここは注意しないといけない。
以降の栄養素は代謝系に広く関わる物質たちで、生合成に関わっているようだ。特にビタミンB6はたんぱく質代謝に関わるため、アルギニンの代謝も助けてくれるだろう。

と言うわけで、ブログ記事の論旨はニュース記事に取って代わることとなってしまったが、エナジードリンクの効用を僅かながら裏付けることが出来た。
なお、アルギニンは肉、魚、大豆、米、麦など広汎な食品に含まれているとのことで、本当に健康を考えるならば、エナジードリンクを避けるべきなのは疑いようはないが・・・。

ところで、アルギニンにはこんな記事も。
ビフィズス菌とアミノ酸を併せて摂取すると寿命が延びる!?

注:
実際に飲用して効果がなかった場合、記事執筆者は一切責任を負いません。

(吾)


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株式会社ジェイエスピー
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