中学を卒業して高校生になった私は、これから一生の付き合いになるヤツと出会うことになった。
ちょうど4月の半ば。オリエンテーションや初回の授業が一段落して通常授業になる頃、ヤツは今までに味わったことの無い不快な気分にさせてくれた。
4月の暖かい気候、中学校から高校に進学して間もない授業、抗うことができない眠気。これらの条件からやることはひとつ、「昼寝」だ。
席順も窓際の後方、窓から流れてくる春独特のやわらかい風。「昼寝」にはもってこい・・・のはずなのに、何だかダルさを感じる。
「風邪か?」
熱は無さそうだが、若干鼻水が出ている。こんなこともあろうかと、通学バックにはポケットティッシュが常備されている。当時は鼻に優しい柔らかいティッシュなんて、気の利いたものは無い。鼻をかめばかむだけ鼻の周りが赤くなっていった。
お昼休みを挟んで5時間目ともなると、睡魔がほぼ全ての生徒に襲い掛かってくる。私も同様に瞼が閉じかけるのだが、鼻水がそれを許さない。とうにポケットティッシュは弾切れを起こしている。しょうがないのでハンカチで鼻を押さえながら授業を聞いていたが、授業が終わる頃にはハンカチが水浸し状態に。。。
こんな生活が次の日もその次の日も続いた。しかもそれに加えて今度は目も痒い。目をゴシゴシ、ゴシゴシ・・・。当然目も目の周りも真っ赤だ。しかし、当時の私はそれが何なのか全く分からない。周囲の友達も家族にもそんな症状がないので、「あれれ?自分だけ何だかおかしいぞ?」と少し不安になってきた。
あまりにも目の痒さに耐え切れずある日眼科に行くと、「花粉症ですね」と。ばっちりスギ花粉のアレルギー持ちとなっていた。
従来の「ま、いっか」を思う存分発揮して、診断されても翌年以降特に何もすることなく、鼻炎薬と目薬を購入するのがこの季節の風物詩となった。最近は点鼻薬もレパートリーに加わっている。この3点セットが花粉症のもっともポピュラーな対抗策ではないだろうか。
いろいろな方に「鼻の粘膜をレーザーで焼くといい」「シーズン前に注射をすればいい」「少しずつ体を慣らすために2年くらいかけて注射をし続ければいい」と多種多様なアドバイスをいただくが、「うーん。。。ま、いっか」で毎年使い切らない薬を購入している。
今年もそろそろ新しい薬を求めて店に行く季節になったが、毎年違う目薬と点鼻薬を試しては「これはイイ!」「これは去年の方がよかったなぁ」なんてことを言っている。内服薬だけは病院から処方してもらったアレグラ錠が体に合ったようで、これだけは他に変えられないものとなったが。
付き合い始めてから約20年。新しい薬の効き目を試すのも生活の一部になっている。
(照)
monipet
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センサー、IoT、ビッグデータを活用して新たな価値を創造
「できたらいいな」を「できる」に
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株式会社ジェイエスピー
横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
製品開発(monipet)、それに農業も手がけるIT企業
ちょうど4月の半ば。オリエンテーションや初回の授業が一段落して通常授業になる頃、ヤツは今までに味わったことの無い不快な気分にさせてくれた。
4月の暖かい気候、中学校から高校に進学して間もない授業、抗うことができない眠気。これらの条件からやることはひとつ、「昼寝」だ。
席順も窓際の後方、窓から流れてくる春独特のやわらかい風。「昼寝」にはもってこい・・・のはずなのに、何だかダルさを感じる。
「風邪か?」
熱は無さそうだが、若干鼻水が出ている。こんなこともあろうかと、通学バックにはポケットティッシュが常備されている。当時は鼻に優しい柔らかいティッシュなんて、気の利いたものは無い。鼻をかめばかむだけ鼻の周りが赤くなっていった。
お昼休みを挟んで5時間目ともなると、睡魔がほぼ全ての生徒に襲い掛かってくる。私も同様に瞼が閉じかけるのだが、鼻水がそれを許さない。とうにポケットティッシュは弾切れを起こしている。しょうがないのでハンカチで鼻を押さえながら授業を聞いていたが、授業が終わる頃にはハンカチが水浸し状態に。。。
こんな生活が次の日もその次の日も続いた。しかもそれに加えて今度は目も痒い。目をゴシゴシ、ゴシゴシ・・・。当然目も目の周りも真っ赤だ。しかし、当時の私はそれが何なのか全く分からない。周囲の友達も家族にもそんな症状がないので、「あれれ?自分だけ何だかおかしいぞ?」と少し不安になってきた。
あまりにも目の痒さに耐え切れずある日眼科に行くと、「花粉症ですね」と。ばっちりスギ花粉のアレルギー持ちとなっていた。
従来の「ま、いっか」を思う存分発揮して、診断されても翌年以降特に何もすることなく、鼻炎薬と目薬を購入するのがこの季節の風物詩となった。最近は点鼻薬もレパートリーに加わっている。この3点セットが花粉症のもっともポピュラーな対抗策ではないだろうか。
いろいろな方に「鼻の粘膜をレーザーで焼くといい」「シーズン前に注射をすればいい」「少しずつ体を慣らすために2年くらいかけて注射をし続ければいい」と多種多様なアドバイスをいただくが、「うーん。。。ま、いっか」で毎年使い切らない薬を購入している。
今年もそろそろ新しい薬を求めて店に行く季節になったが、毎年違う目薬と点鼻薬を試しては「これはイイ!」「これは去年の方がよかったなぁ」なんてことを言っている。内服薬だけは病院から処方してもらったアレグラ錠が体に合ったようで、これだけは他に変えられないものとなったが。
付き合い始めてから約20年。新しい薬の効き目を試すのも生活の一部になっている。
(照)
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