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IMジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

つなぐ

2015-04-21 08:55:00 | 日記
 先日、上の娘が卒業した高校の弦楽部の定期演奏会に行ってきた。OG/OBステージに出て欲しいと頼まれたとのことで、数年振りに弦楽部の演奏を聴くことになった。

 娘が在学していた当時よりも人数が数倍になっている。やはり人数がいるだけで、音の厚みが違い、演奏できる曲も幅広くなる。久しぶりに弦楽のみの演奏会を満喫することが出来た。

 人数が少ないと、たった一人ミスするだけで、全体の演奏に大きな影響を与えてしまう。娘が現役の頃は正直かなりヒヤヒヤしながら演奏を聞いていた。未経験者・初心者が多い部活動で、少ない人数で維持していくことはなかなか難しい。観客のほとんどが家族や友達である学生コンサートでは、「演奏する人数が多い=観客も多い」なので、観客が少ない中でのコンサートではなかなかモチベーションも保てない。

 自分が大学のときに所属していたサークルもそうだった。最盛期には100人近くいた団員が、自分達の頃には40人に満たない状態。同期も少なかったため、役員は先輩の手を借りないと回すことができなかった。音楽系のサークルは、人数が多かろうが少なかろうがやらないといけないことは、それほど変わらない。日々の練習、イベント、内外との折衝、各先生への対応、定期演奏会の準備などなど。演奏会の会場代や先生への謝礼などは変わらないため、当然ながら一人一人のチケットノルマも多くなってしまう。

 正直、なぜ団員獲得活動をしっかりやってくれなかったのかと先輩方を恨んだこともあったが、バブル真っ盛り、テニスサークル全盛の時代にムサイ男だけのサークルに人を集めることは、難しいものがあったのかもしれない。バタバタしながら、トラブルも何とか乗り越えて、無事定演が終ったときの感動は、苦労しただけに喜びも一入だった。

 遠方であることもあり、生来不精であることもあり、卒業後はほとんどサークルの定演にいくことはなかったが、50周年演奏会を開催するとの招待状が届き、久々に足を伸ばしていってみた。すると団員は100人を超えており、当時が嘘のように迫力のある演奏を聞くことができた。

 自分達の代は、迫力も無く、演奏のレベルはとても低いものだったかもしれないが、何とか少ない人数の中、頑張って繋げたことは、無駄では無かった。何度もあきらめそうになったけれど、あのときの頑張りがあったからこそ、今の隆盛を迎えることが出来たのではないかと感じることが出来た。

 無理して続けても意味が無いと思えることでも、「次ぎに繋ぐ」それだけでも十分に価値があるのかもしれない。(池)

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株式会社ジェイエスピー
  横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
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