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ジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

見ると観る

2015-06-16 08:45:00 | 日記
 ブログ読者のみなさんはどれくらい自分で料理をするでしょうか?私は全くといっていいほど料理はしません。大学生になり一人暮らしを始めてすぐの頃は、少しでも生活費を抑えようと、目玉焼きやカレーなど料理の真似事をしていました。一番凝った料理で覚えているのはロールキャベツ。レシピを片手にキャベツを巻いてコツコツ煮込んで出来上がり。自分ではそれなりのものが出来たと思いましたが、遠い昔の記憶が美化されただけかもしれません。

 せっかく始めた自炊も半年も経たない内にすっかりやらなくなり、外食専門になりました。一番の理由としては面倒くさくなってしまったことですが、レシピ通りにしか作ることが出来ず、材料をその都度揃えたり、食材を使い切ることが出来ず腐らせてしまったり、節約するための自炊が返って高くついてしまったことも大きな原因の一つでした。

 同じ一人暮らしでも、まめな男子は一週間の献立を考えた上で、うまく使いまわしが出来るように材料を仕入れたりしていました。その男子のアパートに家飲みに行ったとき、冷蔵庫を覗きながら、ちゃちゃっとツマミを出してきたときには、あまりの生活力の違いに愕然としました。個人的には「料理が出来る」と言えるのは、いまある材料で食事を作れる人のことだと思っています。

 自分がなぜ料理が出来ないのかを考えてみると、知識がない、訓練してない、センスが無い、そもそもやる気が無い・・などなどさほど面白くも無い理由がいろいろ浮かびます。もう少し深追いしていくと、自分がいかに日々の食事をほとんど意識することなく食べているかということに気づきました。昨日の晩御飯はさっと思い出せるけれど、「一昨日の晩御飯は何?」と聞かれるとなかなか思い出せないとよく言われます。じゃあ昨日の晩御飯の材料は何だった?味噌汁の具は何だった?と聞かれると答えられない人も多いのでは無いでしょうか。

 自分が普段食べているものすら、ほとんど意識することなく胃袋に流し込んでいるだけ。その料理がどんな材料で出来ていてどんな調理をされているのかまったく考えることもなく、感想を聞かれても「うまい」か「うまくない」しか表現できない。そんな状態では料理なんて出来るはずもないなと妙に腑に落ちてしまいました。

 とあるセミナーに出たときに、「机の上のものを片付けて下さい。それではいままで机の上にあったペットボトルを描いてみましょう」と課題を出され、予想通りまったく描くことが出来ませんでした。「漫然と見るだけではなく普段から身の回りの人、物をよく観察しましょう」そうしたことを実感させるための課題でしたが、食事一つとってみても、自分がいかに観ることが出来ていないかを痛感させられます。

 何気なく日常の中で流してきたものを一つ一つ細かく観察していくことはなかなか難しいかもしれません。漫然と過ごすのでは無く、意識すること。そうした訓練をしていくために、「料理をきちんと味わって食べる」まずそんなことから始めてみようかと思いながら、今回のブログを終りたいと思います。(池)

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  横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
  製品開発(monipet)、それに農業も手がけるIT企業
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