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IMジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

頑張る人に囲まれて

2015-06-01 08:31:33 | 日記
 わが家の近所には大型のスーパーと中型のスーパーの2ヶ所がある。近所と言ってしまったが、どちらも歩けばそれなりの距離である。わが家は丘の上なので買い物をした後重い荷物を持って坂を登って帰ることを考えると買い物は勢い車を利用することになる。どちらのスーパーにも入口付近に警備員さんがおり駐車場の入口で歩行者と自動車が安全に行き交う支援をしている。
 
 ところが同じ仕事の内容であるのに、明らかに中型のスーパーの入口にいる警備員さんのほうがいい感じなのである。パントマイムのような、なめらかな腕の振り、指先まで考えられた動き、そして笑顔。声を出さずに「今こちらのご婦人をお通ししますので、そちらでしばらくお待ち下さい」「あちらの隅に空きスペースがございますので、どうぞ」というようなことを手のひらの動きと表情でしっかり伝えてくれる。
 
 不思議なことだが警備員さんが別の人にかわっても、その持ち場の人は皆同じ対応をしてくれるのである。どのような方法を取っているのかわからないが、何らかの教育が無ければ出来る技ではない。それだけのことなのだが、私はその警備員さんの案内で駐車場に入るために中型のスーパーを利用する。気持よく車を降りて気持よく売り場に向かうことが出来る。
 
 よく使うゴルフ練習場でも最近接客のマナーが一段階アップした。やはり駐車場の話しになるが、帰りがけに出会った誘導員が「お疲れ様でした。またのお越しをお待ちしております」と笑顔でしっかり言葉をかけてくれたのだ。
 
 これまでもマナーは徹底されており同じ局面なら「お疲れ様でした」と頭を下げてくれていた。しかし、「またのお越しをお待ちしております」と気軽に言える訓練は積まれていなかったように思う。それがいつも言っているごく当たり前の言葉のように出て来たので驚いた。多少高い練習場なので足が遠のきがちではあるが、自分の仕事に真剣である人々に出逢うと別の所を利用しようとは思わないものだ。
 
 社員の一人の企画によるフラメンコショー見学の夜にも私は大いに驚き喜んだ。おいしい食事と力強いフラメンコショーが終わった後、会計の係をしていた人に私のことを覚えているかと聞いてみたのだ。もう1年近くも前になるが1度だけその店で食事をしたことがあり、その時に名乗っていたことを私自身は忘れていたがその時一緒にいた同僚は覚えており、自分は忘れていたがお店の人はどうなのだろうと興味があった。

 そうしたら覚えてくれていたのだ。1年も前にたった1度来店した客の名前を覚えているとは。接客のプロとはこういうものなのかと感動した。自分の仕事にプライドを持って自分が今出来る事を精一杯やり切っている人でなければ出来ることではない。そういう人が切り盛りしているお店ならまた行きたいと思わないほうがおかしい。
 
 最高のものを目指して頑張る人達に囲まれて生活が出来るこの国の今は、あれこれ言われはするけれど存外幸福なのではないだろうか。この今を大事にして、もっと先に進みたいと思う。(三)
 
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株式会社ジェイエスピー
  横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
  製品開発(monipet)、それに農業も手がけるIT企業
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