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ジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

賢いスマホ欲しい

2019-01-24 09:00:00 | 日記
 iPhoneの登場で携帯電話がスマートフォンと呼ばれるようになって久しい。スマートとは「賢い」という意味だが、今のスマホは使う側に「賢さ」が要求されていて、スマホ自身の「賢さ」にはあまり触れることが出来ていないような気がする。それはなぜなのかと考えると現時点のスマホには、まだ「周辺認識」の機能や「利用歴認識」の機能が欠けていることが大きい、と思う。

 「周辺認識」とは、そのスマホがどのような状態に置かれているか自分自身で感知し理解することだ。例えば昼なのか夜なのか。これぐらいは今でもわかっているだろう。会社の事務所内なのか外出先なのか。歩いているのか電車に乗っているのか。暑いのか寒いのか。明るいのか暗いのか。落下させられた直後なのか。今自分を使っているのは誰なのか。そういうスマホの周辺を認識する技術をまとめて「周辺認識」と呼んだ。スマホが使われている状況を理解して仕事を引き受けてくれたり断ってくれたりすれば、それは「スマート」だ。

 「利用歴認識」は同じ操作を何回もしてるんだから、いい加減覚えてくれてもいいじゃないか、と思う気持ちを理解して、利用者の利用パターンを認識し自動化したり提案したりしてくれる機能だ。「周辺認識」と「利用歴認識」は組み合わされて、より賢くなる。現在大流行りのRPAは「利用歴認識」機能により利用パターンを認識・分析された後の動作と言ってよい。利用状況を「周辺認識」し、その場合にいつも使っているアプリを「利用歴認識」から導き出して提案する。もちろん逆に、運転しながら使っちゃダメと言うこともできるし、急な病気でユーザが倒れてしまったことを「周辺認識」で察知すれば励ましたり救急車を呼ぶことも出来る。朝起きてから夜寝るまでの間、それなりに使い込んだスマホは自分のことをよく知る友人になる。今以上に手放せないことになるだろう。しかし、良い友であれば良い距離感も維持してくれるのではないかと期待する。
 
 もう少しスマートに使えるスマホが出て来るのは、いつのことだろう。集中して開発が進んでいる自動車のほうがスマホより先にスマートになってしまうのだろうか。いずれにせよキーワードはコンピュータが世界を「認識」するということ。人間を越えて、この世界、宇宙を「認識」する日も来るのだろうが、そんな遠い話ではなく、そこそこスマートに使えるスマホが早く欲しい。(三)
 
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株式会社ジェイエスピー
  横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
  製品開発(monipet)、それに農業も手がけるIT企業
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