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ジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

日本人の心の聖地

2019-10-29 08:30:00 | 日記
 先月の連休を利用して、2泊3日の日程で、伊勢、熊野、高野山を廻る旅行に行って参りました。

 伊勢神宮といえば、20年に一度の式年遷宮の際にはマスコミにも取り上げられ注目を浴びますが、普段の生活の中では我々の意識にのぼることはあまりないのではないでしょうか。

 だいぶ前からお伊勢さんには一度は行きたいと思いつつなかなか機会がありませんでした。少し前の日本経済新聞朝刊の連載小説で古事記の内容が小説化されましたが、古代の歴史の息吹に触れてみたいという思いが湧いてきたこともあり、家内と連れ立っての参詣がやっと叶うことになりました。

 伊勢神宮というのは、既に参詣された方はご存じとは思いますが、正式名称は「神宮」といい、125の宮社の総称であるということを初めて知りました。今回は、その中心にあり天照大御神を祀っている皇大神宮(内宮)と、天照大神の食事を司る豊受大神を祀っている豊受大神宮(下宮)にお参りしてきました。

 参詣時にはただお参りするだけでなく、地元のボランティアのガイドの方の案内で詳しい説明をしていただいたため、神宮に関する新たな知識をたくさん得ることができました。例えば、祀られる神様の性別で社殿の作り方が異なり、千木(チギ、屋根の上に交差して突き出している柱)の先端が垂直に立っているものを外削ぎと呼び男神を表し、先端が水平になっているものを内削ぎと呼び女神を表し、鰹木(カツオギ、屋根の上に横になっている木棒)が奇数は陽数で男神を表し、偶数は陰数で女神を表すようです。ところで皆さん天照大神は女神であることをご存じでしたか?私はこれまで男神であると思い込んでおりましたので大変驚き、自分の知識の無さに恥じ入る思いでした。女神である証拠に、内宮の社殿の千木は先端が水平になっており鰹木は偶数で造られていました。



 内宮の敷地内には、正宮(中心の正殿)のほかに、様々な神様を祀る社も点在しており、ところどころ神職が禊を行う結界の場所が縄で仕切られており、我々穢れのある一般の人が入れないようになっていました。神宮では神職や職員が約600人働いているそうですが、神社の運営費はどのように賄っているのかをガイドさんに尋ねたところ、毎年の費用数十億円と式年遷宮の年の約600億円は全て自己資金(奉納金)と寄付金で賄っており、税金には一切頼っていないとのことでした。一般の神社のような賽銭箱・おみくじ・絵馬の類も神宮にはありませんでした。神宮は個人的な祈願をする神社ではないとのこと、ひたすら国の安寧・世界平和を祈念して参りました。

 時には、俗世を離れて玉砂利の上を歩きながら、私心を忘れて静かな気持ちでお参りするのもいいものですね。参詣のあとのおかげ横丁も結構楽しめます。皆さまも是非参詣されることをお勧めいたします。

紙面の関係で、熊野・高野山の話ができませんでした。また機会があれば触れたいと思います。 (雅)


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