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IMジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

気化

2021-02-03 09:13:09 | 日記
 静かな水面にポコポコと湧き上がって来る小さな泡。その中に大きな泡がボコッと混ざるようになったかと思うと水面はいきなりあちこちで湧き上がって来る大泡の固まりで嵐のように波打ち始め、やがて轟音と共にそれまで目の前にあったはずの水面が一気に姿を消す。すべて気化して気体に変化してしまったのだ。
 
 ここ数年、様々な分野の先端技術はノーベル賞級の新技術を輩出している。バイオ分野のゲノム編集は実際に昨年のノーベル化学賞に選ばれている。もちろん、基礎的な研究の果実が一般市民の元に落ちて来るにはそれなりに時間がかかるものだが、それを加速するネットワークインフラにも新技術が適応されつつあり研究室で発見されてから100年経ってやっと日の目を見るような19世紀20世紀的時間単位はすでに完全に過去のものとなっていることは、この新型コロナワクチン開発で実証されている。
 
 期待されながらなかなか進歩が無いように思われて来たエネルギーの分野、特に発電や蓄電についても急速に興味深い新技術が開発されていると聞く。宇宙開発の技術も今や従来の戦備増強競争のような国家の支援を受けたベンチャーたちの大競争時代に入っている。人を乗せて飛ぶドローンなど自律走行する移動機械を実現させる街基盤の開発も様々な地域で動き出した。
 
 デジタルデバイスが増えると同時に増える電源ケーブル。夕焼けの写真に写り込む送電線や電信柱の列。ノスタルジックに味がある風景だと懐かしむ声もあるだろうが技術革新はおそらく多くのケーブル配線を必要としない方向に向く。景観美化だけでなく災害時の安全やメンテナンス経費削減など意味は大きい。基礎技術はすでに生まれており、普及技術がどのように標準化されてくるかを待つばかりだ。
 
 もし、新型コロナがストップをかけなかったら2020年は多くの分野で様々な開花宣言があったのではないかと思う。だが意図があったわけではないだろうがコロナによって技術の進歩は横一線に並んで大変化を遂げるよう時期がコントロールされた。今年2021年後半、おそらく秋頃になると、幕が開いたように、水か気化して水蒸気になるような変化が一斉にやって来るだろう。街の景観まで変化が及ぶのは当分先のことだとは思うが。
 
 マスコミで報道される変化が私たちの生活の近くまでやってくるのはおそらく2022年に入ってからだろう。それまで約1年間。その後は、水の中で暮らして来た生物が空中で暮らさなければならなくなるような変化を感じるかもしれない。その日までの間に、頭を柔らかくして、生きたいように生きる筋肉をつけておくべきだろう。(三)
 

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株式会社ジェイエスピー
  横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
  製品開発(moniシリーズ)、それに農業も手がけるIT企業
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