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「テルマエ・ロマエ2」

 「テルマエ・ロマエ 2」を見てきた。2年前に公開された前作を見終わった時から、もし続編ができたら必ず見ようと決めていたから、GW後で観客が少ないだろう今日ならゆったりと見られるだろうと思って行ってきた。実際、劇場内は驚くほどガラガラで数えるほどの人しかいなかったので、評判がよくないのかな、と思ったりしたが、私の見る限り、前作と同じくらい楽しめた。(少なくとも阿部ちゃんが主演した「トリック劇場版 ラストステージ」よりは面白かった)

 こうした荒唐無稽な娯楽映画に、ちゃんとしたストーリーが必要かどうかは分からないが、まあ納得いく筋立てであるから、あらすじを載せておく。
『ユニークな浴場を作り上げ、一気に名声を得た古代ローマの浴場設計技師ルシウス(阿部寛)は、剣闘士の傷を癒やすための浴場建設の命を受け頭を悩ませていたところ、またもや現代の日本へタイムスリップ。そこで風呂雑誌の記者になっていた真実(上戸彩)と再会を果たすも、やがてローマ帝国を二分する争いに翻弄(ほんろう)されることになり……』

 阿部ちゃんはいい体している。前作よりも鍛え上げたんじゃないか、と思うほど彫像のようにきれいだ。これだけでも十分一見の価値ありと私が思うくらいだから、妻の「阿部ちゃんのお尻がかっこよかった!」というマークたっぷりの感想も頷ける。北村一輝の体も締まっていて見栄えがした。そちら系の人にはさぞや垂涎の的だろう、などとバカなことまで思ってしまうほどだった。



 しかし、不思議だったのは、白木みのるとか松島トモ子とか一定の年齢以上の人にしか分からない人々が出演していたことだ。私や妻には懐かしい人たちで、「お元気そうで何より」という気持ちが湧いてきたが、若い世代には誰が誰なのか、全く分からないことだろう。それと、浪越徳治郎の「指圧の心、母心、押せば命の泉湧く」なんて決めぜりふも、何が何やらチンプンカンプンだったことだろう。軽いギャグのつもりかもしれないが、どういう年代層をターゲットにした映画なんだろう?と余計な心配さえしてしまった・・。
 一作目を劇場で見たという高校生の姪に、「見に行ったら感想教えて」と言われていたけど、十代の子に、その辺りの説明をしても、理解させるのは難しいだろうな、やっぱり。

 
 
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