1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

人望のある方々は、肩書きが外れても尊敬の対象は変わらず。

2016-12-21 15:54:22 | 法話
‪労働基準監督署の友人が「新卒の女性が入社。その横柄な客対応に対し『勘違いするな。相手は君に頭を下げてるわけじゃ。監督署に頭を下げてるんだ』と注意を」と。今人が私に頭を下げているのは、主人の名声があるから、親が権力者だから、会社の役員だから、それを失った時に本当の評価が浮き彫りに。‬

初めは誰しもど素人。なりゃこそ先人の言葉に耳を。

2016-12-21 09:05:59 | 法話
‪長子を表す言葉に「総領の甚六」が。どうしても最初の子は次子達に比べ大事に育てているので、おっとりしたのが多い。しょうがないかな。育てられた経験しかない者が親に、よってど素人が育てたのが第一子。次子はある程度親のプロになってからの子育て。だからこそ、経験豊富な爺様婆様の助けが必要。‬

痴呆の振りして息子の意識改革をした父親。(写真は、その爺様に似てたもんで添付)

2016-12-20 16:05:33 | 法話
‪檀家爺様が80歳の時突如痴呆に。寝ている婆様に小便引っ掛けたり、迷子になって警察に送り届けられたりと。が、数ヶ月後孫に「わしが本当に呆けたとでも思ったか。お前の父さん、変わったろうが」と。これには驚いた。60歳を越えて今だ親を頼りにする息子に家長の自覚を持たせる為の狂言を。凄い。‬

嫁姑は息子の取り合い。夫婦は時間の取り合いで喧嘩に。(写真は娘3歳時、現在25歳。早く結婚してほしい)

2016-12-20 07:42:41 | 法話
‪世に「一人息子の家にわが娘を嫁にやるな。母親と息子の間に入る隙間なし」と。反感を買いそうだが近からず遠からずかな。こんな例え話も。嫁と母親が息子に「2人が海で溺れていたらどっちを先に助けるか」と詰め寄った。困った息子は「俺が先に溺れ死ぬ」と。嫁姑問題は永遠の課題。辛いね、息子は。‬

私、今年54歳。逆立ちしても80の爺婆の知恵には敵わん。(写真は釜に米粒が付かぬ工夫とか)

2016-12-19 17:17:05 | 法話
‪檀家の爺様婆様は知恵袋。私の法話ネタ(教訓)の多くはそこから。その宝を昨今いらん物扱いにする傾向が。先日老人会講演で「威張って長生きしなされ、遠慮はいらん。短命で死んだら『親も60で逝った。恐らく俺も』と確証なき失望を。今一つは教養を活かす知恵を持たぬ若者に体験話から教訓を」と。‬