1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

【住職の法話。考え方を少し変えただけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 お笑いのコント、漫才のネ、拙僧の法話のネタも、街中が宝庫にて。『縁に出会って、気付かず、活かせず』では、宝にはならず。

2022-01-22 16:42:43 | 法話
檀家若者が「お笑い芸人のシソンヌさんが『一般人の所作から、これ、コントでやりたい、と思ったら大概、東京03さんか、バナナマンさんが先にやってる』と。凄い観察力」と。「シソンヌさんも目の付け所は、悪くないって事。勝負は全てタッチの差。ボーと時間を過ごすか、アンテナを研ぎ澄ますか、そこだね」と。

【追伸】
この檀家若者に「拙僧も法話のネタ探しは、街中での拾い集めは結構多いよ。人の所作から、人の目の動きから、人の会話から、人の喜怒哀楽の姿から、そこを推測して、こんな事も、あんな事も、考えられるな、と物語(法話)を作ってる。街中は法話ネタの宝庫。先日も家内と仕事の途中でファミレスに。拙僧らの座る後ろのテーブルの女子高生達の会話が耳に。『修学旅行先に荷物を送った後で、中止が決定なんて、ついてないよね。仕方がないけど。文化祭も体育祭も中止。卒業アルバムに載せるものなんて何もない。集合写真は全員マスク姿。30年後にアルバム見ても、級友の顔なんて、思い出せないだろうね』なる会話が。将来『こんな時代に高校生だったんだね』と彼女らの唯一無二の思い出にはなろうが、何とも可哀想な話だよね」と。









【住職の法話、考え方を少し変えただけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 檀家奥様の中には、夫の事を「外れくじを引いた」と嘆く人が。いやいや、引いたは誰じゃない、貴女にて。これは、夫側からも同じにて。

2022-01-19 14:03:22 | 法話
檀家女性が「中村芝翫さん、また浮気を。石田純一さんにしてもそう。これって、治らないの、住職」と。「昔から『飲む(お酒)、打つ(博打、賭け事)、買う(不純異性交遊)』は、改善するは難しいかな。檀家の中にも何人か。持って生まれた本性、とでも言うかな。反省してる間は、何とか抑えられてはいるが」と。

【追伸】
この檀家未婚女性が「まあ、歌舞伎をされている人達は、色気が必要なのはわかるけど、奥様達は大変ですよね。ところで、結婚相手を選ぶ時には、その人の親も参考にするがいいと。これって、本当ですか」と。「歌舞伎の人達が皆、昔から言われる三拍子とは限らないけどね。拙僧の狭い範疇(檀家、知人、友人など)の事例から見ての見解だが、離婚した親を持つ子供は、離婚するは、少なからず。お酒にだらしない親を持つ子供は、お酒にだらしないは、少なからず。異性にだらしない親を持つ子供は、異性にだらしないは、少なからず、かな。基本『親が作った家庭環境で、その親が育てる、その親を見て育つ。親に似た子供が育つ確率が高いは、否定出来ないかもね。勿論、例外も少なからずあるよ。が、何かしらの影響は、あるかな」と。









【住職の法話で。考え方を少し変えただけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 危篤状態が20日以上も続き、生還してきた檀家爺様が「なかなか死ねんな」と。対し拙僧「なかなか寝れんな、みたいな言い方、すな」と。

2022-01-18 19:40:51 | 法話
読者高校生が「住職の法話で以前、檀家女子高生が『予備校は今、AIが大学入試の試験を予想して重点授業を。勉強は出来るが、頭の悪い人間が育つはずですね』と。ほんとにそうだと思った。僕の高校も超進学校だけど、賢いと思われる人間は見当たらないな。5科目優秀が賢いと比例しない、何か分かり易い事例は」と。

【追伸】
この高校生に「そんな事例は知らんが、例えば、ある老僧が2月に滝行する若僧に『そんな事したら死ぬぞ』と。案の定、心臓発作を起こし、病院へ。付き添いで行く途中、老僧が若僧に『お寺から病院に行くは、お前ぐらいなもんだ』と言って、笑わしたんだと」「んっ、えっ、笑わした、どういう事」と。「すぐ聞き返さんで、少しは考えてごらん」と。暫く考えてたが「教えて」と。「普通は、病院で死んで、お寺だろ」「あっ、そっか。僕も、5科目人間だな」と。







【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に。2347話目】 メーテルリンクの『チルチルミチルの青い鳥』では、幸せは足元に、と。全ての答えは遠くにあらず、わが足元にあるのかな。

2022-01-15 20:21:26 | 法話
ツイッター読者女性が、わが寺へ相談に。「私は晩婚で、実は結婚して間もなくから夢に男性とも女性ともわからん、2人の黒い影が定期的に出てきて、何かを話し掛けてくるんです。もう5年も続いていて、何とかなりませんか。数多のお寺や拝み屋さんの所へ伺ったのですが、高額祈願料だけ取られて、何の解決も」と。

【追伸】
この女性のお話を聞いているうちに違和感を感じたので「ご主人に対し、何か、隠し事があるんじゃないですか」と問うと、顔色を変えて「そんなもの、ありません」と。「そうですか。『ずっと、夢に2人』と言われるので、隠し事が2つほど、あるのかな、と思って」と。拙僧のこの言葉で、この女性が激怒を。「そう怒らないで。自分の心を掘り起こせるは、自分しかいませんからね」と。あれ程に怒るというは、身に覚えがあるのかな、と。それから約1年後、その女性から電話があり「〇〇という者ですが、覚えておられますか。2つの隠し事を主人に打ち明けると、その夢を見なくなりました」とお礼の連絡が。ツイッター読者で同じ意味合いの相談は、これで2度目。2人共に拙僧「同じ問題で悩んでる人がおられるかもしれませんから、法話として出していいですか」と許可を得て、この度。如何に隠しても、自分の心を偽る事は出来ませんもんね。夢は潜在意識(今日までの記憶)が形となったもの。まず、第三者(祟りを含む)の責任に持っていかず、身に覚えのある事に目を向けるが、1番早い解決の糸口、かな。








【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 閻魔大王はほんとにいるの、と老若男女問わず、聞かれる事が度々。ほんとにいたら、どうする。その時にはもう、間に合いませんばい、と。

2022-01-15 09:04:12 | 法話
毎月16日は、閻魔大王のご縁日。特に1月と7月は、地獄の釜の蓋が開く日、と。この日を『薮入り』と言って、奉公人が休みを頂き、都会から、草深い田舎に帰省する事から、この様な名称に。昔は、正月やお盆の三ヶ日、薮入りの日には、皆々お店も休日に。昨今は、その風習も薄れ、メリハリのない希薄な世の中に。

【追伸】
檀家の、特に、子供達から「住職さん。閻魔さんって、本当にいるの」と問われる事が度々。人間って、ほんとに面白いもので、直に関係しない時には、呼び捨てを。が、直に関係しそうな時には『様』を付けるんだよね。『閻魔を閻魔様。雷を雷様。仏を仏様』と。まあ、これは余談ですが、話を前に戻して、子供達に「知らんがな。死んだ事がないから。でも、本当にいたらどうするや。死んだ後に、本当に閻魔がいたら。その時にはもう間に合わんばい。死んだ先でほんとに閻魔がいても後悔しないように、この世では、嘘は付かず、正直に、親に孝行、人に優しく、世の為、人の為に何かしらの奉仕を。されば、あの世に逝った時、ほんとに閻魔がいても、慌てる事はないわな」と。この方便、子供達には大なり小なり、よき影響が。

投稿写真は、わが寺の閻魔大王坐像。わが寺の閻魔大法要は、7月がご縁日。