ツイッター読者女性が、わが寺へ相談に。「私は晩婚で、実は結婚して間もなくから夢に男性とも女性ともわからん、2人の黒い影が定期的に出てきて、何かを話し掛けてくるんです。もう5年も続いていて、何とかなりませんか。数多のお寺や拝み屋さんの所へ伺ったのですが、高額祈願料だけ取られて、何の解決も」と。
【追伸】
この女性のお話を聞いているうちに違和感を感じたので「ご主人に対し、何か、隠し事があるんじゃないですか」と問うと、顔色を変えて「そんなもの、ありません」と。「そうですか。『ずっと、夢に2人』と言われるので、隠し事が2つほど、あるのかな、と思って」と。拙僧のこの言葉で、この女性が激怒を。「そう怒らないで。自分の心を掘り起こせるは、自分しかいませんからね」と。あれ程に怒るというは、身に覚えがあるのかな、と。それから約1年後、その女性から電話があり「〇〇という者ですが、覚えておられますか。2つの隠し事を主人に打ち明けると、その夢を見なくなりました」とお礼の連絡が。ツイッター読者で同じ意味合いの相談は、これで2度目。2人共に拙僧「同じ問題で悩んでる人がおられるかもしれませんから、法話として出していいですか」と許可を得て、この度。如何に隠しても、自分の心を偽る事は出来ませんもんね。夢は潜在意識(今日までの記憶)が形となったもの。まず、第三者(祟りを含む)の責任に持っていかず、身に覚えのある事に目を向けるが、1番早い解決の糸口、かな。
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