【住職の法話。考え方を少し変えただけで、苦しい人生が、楽しい人生に。2343話目】 わが寺の檀家でも、借金をした人が申告するは、なぜか、決まって半額。100万借金があると言ったら、倍あると思った方が。
匿名の男性から「妻に250万円の借金が判明。実は5年前にも200万の借金を。あれだけ『心を入れ替えます』と約束したのに。もう限界です」と。「今度の借金は、5年前の借金のあとに作ったものですか、それとも5年前の時に、隠していたものですか」「それはまだ本人には」「それを確かめるが、先ですよ」と。
【追伸】
この匿名男性読者が「それを確かめるは、そんなに重要な事ですか」と。「5年前の借金のあとだと、借金癖が治ってない、という事でしょ。5年前の借金の時に露見してなかったお金、だとしたら、奥さんは嘘を付いていたという事に。まあ、どちらともよろしくない事ではあるが、後者は少なくとも借金癖を治そうと頑張った可能性が。そりゃ、嘘はいけないよ。利子が膨れ上がる事を考えたらね。あとはご主人、ご自分で判断を」と。後日、この匿名男性から「住職、あの借金は、5年前に私に言えなかったお金だったみたいです。妻は生活をやり繰りしながら、私に黙ってパートしながら、何とか利子だけは支払いを」「利子だけは、ですか。高利貸しに借りてたんですね。そりゃ、大変だったでしょうね。まあ、過払い金については、弁護士が何とかしてくれますよ」「はい。もう1度だけ、妻を信じてみようと思います」と連絡が。