後から発生した11号が何処かへ消えてしまったのに、10号はお盆前から動き
が遅く九州鹿児島や宮崎では大雨による被害が報じられています。10号の影響
は、秋雨前線を刺激し、北海道や山形まで大雨で河川の氾濫が起きています。
毎年のように台風の進路となる九州や四国はシーズンになると大災害ともなり
ます。少しそれると三重県も巻き込まれます。特に紀州や伊勢志摩地方も通り
道となったりもします。
ー 伊勢湾台風の思い出ー
昭和34年9月24日の伊勢湾台風は歴史に残る台風ででした。三重、愛知はこ
の台風により多くの人命を失い、家屋の全壊や1ヶ月もの間水に浸かった家もたく
さんありました。
わたしが勤めていた学校の校舎は全壊となりました。全壊は何校もありました。
第一次団塊の世代が小学生の頃ですから児童数は多く、近くの公共の建物を
借りたり、講堂をベニヤで仕切ったり、二部授業(午前、午後に分ける)もしました。
最終的には5年生のみ中学校を借りました。3学級(わたしも持ってました)
台風前日には大きな台風とのことで、校舎内は職員で補強もしましたが・・・・・
翌日からは、子どもたちも親たち地域の人も総動員で残骸の整理に当たりまし
た。今なら業者でしょうが・・・・・
地区の川(伊勢湾からの入り江)へ愛知からの子どもが流されてきていたこと
は未だに忘れられません。
あれから47年、「天災は忘れた頃にやってくる」最近は報道が早いから、避難
その他で対処も出来、被害も少なくはなっていますが、大きな台風はごめんこうむ
りたいです。
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