仕事をしていた頃は、夏休みは子ども同様うれしかった覚えがあります。
夏休みの前後は研修や講習会と忙しいでしたが、それでも長期に休みが取
れ、海外旅行にもよく出かけました。ヨーロッパに始まり、ハワイ、ニュージラン
ド、 シンガポール、タイランド、台湾等友だち数人で行きました。
今は土、日が休日となったため、長期に休みが取れないらしく、これも時代の
趨勢かなと思っています。仕事を退いてからは時間はしっかりありますが、体が
付いていかないのか、意欲も年齢と共に減退するのか、長期の旅行は出かけ
づらくなってきました。そのくせ船の旅がしたいなあともちょっぴり思います。
ところで、夏休みと言えば子どもたちの遊ぶ声が至るところでしたものです
が、わたしの周りでは本当に見られないのです。子どもの数も少ないのですが、
虫採りをしたり、外を駈けずり回る姿がないのです。少し前までは近くの広場で
夏休み前後1週間だけラジオ体操をしていて、わたしも一緒にやったこともあり
ました。
最近は「夏やすみ」と言っても観光客の車が多少多くなったぐらいで、夏休
みらしさが感じられなく、日曜日でないのに、店で子どもの姿を見ると、
「今夏休みか」と改めて思うのです。
夏休みが終った。さあ二学期だと意気込んだ頃を思うと、懐かしい気がする
のも遥かなる感傷でしょうか。