夕映えに

陽が落ちるまで輝きたい、くさぐさの記録(日々の出来事、読書、スポーツ、友だち)

読書 「善人はなぜまわりの人を不幸にするのか」 曽野綾子著から

2006-08-30 20:49:36 | Weblog

   今日は午前中に人材センターへ支払いやら、ライブラリーへと阿児町へ行き
   ました。磯部町にも図書館はありますが、蔵書数が多く館内も広く明るいので、
   出来て以来利用しています。

   いつも4,5冊は借りてきます。全部読めないこともありますが・・・・
     今日は 曽野 綾子さん「善人はなぜまわりの人を不幸にするのか」
             小島 信夫さんの「こよなく愛した」
               玄月(げんげつ)さんの「異物」
                渡辺 淳一さん「冬の花火」  の4冊でした。

  「善人は・・・・・」の方は 本年3月刊行 
           曽野 綾子氏 
          
                善意は何をもたらすか・・・・「甘え」を呼ぶ善意 残酷な親切
       善意の半分ぐらいはひとを救うが、残り半分は迷惑を及ぼす。同情して
            手を貸す。貸し方に問題がある。相手が解決しなければならないことも
       「甘え」の気分を起こさせる等。
    世の中の三悪「おきれいごと」  1 殺人、放火、誘拐、窃盗、詐欺など
                      2 名誉毀損、脅迫、思想統制など
                      3 「おきれいごと」 政治家に多
                        国民にも新聞にも叩かれたくないため・・
   善意は自分自身をも縛り付ける  金はあってもなくても人間を縛る。ありす
                      ぎても管理に多大の時間と労力が必要、
                      無くても貸し借りで心理を増幅し恨みとなっ
                       たりもする。

     昔から「善意の押し売り」という言葉がありますが、自分では「善意」と
        思ってしたことでも、相手に迷惑になったり、相手のためにならなかった
    りした事もあります。
 「 限りなく善と悪との中間に位置する人生を」  現実のただ中に生きるために

   「冬の花火」の方は  かなり昔( 昭和50年)
             
   渡辺 淳一氏と言えば最近はハードな性的描写が多いですが、これは初期
  のもので情熱の女流歌人 中城(ちゅうじょう)ふみ子さんの生きざまです。
   わたしはかつて「乳房よ永遠なれ」と言う映画を見たことがありますが、
    乳がん摘出で31歳で無くなった中城さんの物語でした。この本の中では
    「喪失」で書かれています。
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