今日は午前中に人材センターへ支払いやら、ライブラリーへと阿児町へ行き
ました。磯部町にも図書館はありますが、蔵書数が多く館内も広く明るいので、
出来て以来利用しています。
いつも4,5冊は借りてきます。全部読めないこともありますが・・・・
今日は 曽野 綾子さんの「善人はなぜまわりの人を不幸にするのか」
小島 信夫さんの「こよなく愛した」
玄月(げんげつ)さんの「異物」
渡辺 淳一さんの「冬の花火」 の4冊でした。
「善人は・・・・・」の方は 本年3月刊行
曽野 綾子氏
善意は何をもたらすか・・・・「甘え」を呼ぶ善意 残酷な親切
善意の半分ぐらいはひとを救うが、残り半分は迷惑を及ぼす。同情して
手を貸す。貸し方に問題がある。相手が解決しなければならないことも
「甘え」の気分を起こさせる等。
世の中の三悪「おきれいごと」 1 殺人、放火、誘拐、窃盗、詐欺など
2 名誉毀損、脅迫、思想統制など
3 「おきれいごと」 政治家に多い
国民にも新聞にも叩かれたくないため・・
善意は自分自身をも縛り付ける 金はあってもなくても人間を縛る。ありす
ぎても管理に多大の時間と労力が必要、
無くても貸し借りで心理を増幅し恨みとなっ
たりもする。
昔から「善意の押し売り」という言葉がありますが、自分では「善意」と
思ってしたことでも、相手に迷惑になったり、相手のためにならなかった
りした事もあります。
「 限りなく善と悪との中間に位置する人生を」 現実のただ中に生きるために
「冬の花火」の方は かなり昔( 昭和50年)
渡辺 淳一氏と言えば最近はハードな性的描写が多いですが、これは初期
のもので情熱の女流歌人 中城(ちゅうじょう)ふみ子さんの生きざまです。
わたしはかつて「乳房よ永遠なれ」と言う映画を見たことがありますが、
乳がん摘出で31歳で無くなった中城さんの物語でした。この本の中では
「喪失」で書かれています。
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