「政治と金」今回は「省庁と金」にからんで、かねてから疑惑視されていた
守屋氏を証人とする国会喚問が今日行なわれました。当初テレビ報道を拒ん
でいたようでしたが、野党は承知しないですから、午後テレビにて中継でした。
防衛専門商社「山田洋行」「日本ミライズ」との接待、贈賄など多々行なわ
れていたわけですが、肝心なところへくると、「以前のことで覚えていない。」
「忘れました。」などと答弁が曖昧でした。事実ゴルフ道具を夫妻分2回にわた
って贈られたり、200回ものゴルフ(5年間)の接待を受けていたわけです。
業者は見返りなしに接待や贈賄をしないでしょうし、いろいろな物の調達業務
をめぐって何らかの関わりが問われるわけです。
「政治と金」をめぐっては、古くは田中角栄元総理と小佐野賢治のロッキード
事件、昨日亡くなった三重(伊勢市)の藤波孝生元官房長官のリクルート問題
など、記憶にあります。政治家の場合そのためによく犠牲者が出ました。口封じ
でしょうね。
また地方においても県、市、町など業者との癒着が問題視されました。特に
土木、建設などに多く見られたようで、わたしの町、隣りの市でも市長や助役、
課長が辞めたりしていました。受注をめぐっての談合や癒着など隠ぺいしてい
たのでしょう。
身を正さなければならない公人が裏で不正をでは許されません。国民の
税金が使われるわけですから、追求されて当然です。