夕映えに

陽が落ちるまで輝きたい、くさぐさの記録(日々の出来事、読書、スポーツ、友だち)

「老いも孤独もわるくない」  斉藤茂太 著  ー老いの生き方ー

2007-12-09 19:28:35 | Weblog

  斉藤茂太氏(斉藤茂吉の息子で精神科医ー斉藤病院名誉院長)
          一昨年死亡
           

    精神科医として多くの著書を残されていますが、今年刊行された図書です。

  老いの欝に負けない生き方として35の秘訣を挙げています。幾つか揚げて
  みます。

    ・ 老いには7つの喜びがある   「今まで生きて来た自分を愛そう
                        「時間貧乏」から「時間長者」
                        お金の価値観を変えよう
                        体の衰(仕事上)しらずの日常に乾杯
                        「自分は無条件で尊敬される存在」である
                          (亀の甲より年の功)
                          「孤老」もまた、楽し (好きな事をして暮す)

   ・「一日一楽」で欝は退散     「やりたいこと」探しのコツは気楽に悩む

   ・老いてこそ人付き合いは楽しめる 「話し上手」より、「質問上手」が楽である

   ・先人に学ぶ「いい老い方」      「老いの一徹」大いに結構
                        富は社会に還元するもの
                         カーネギーの生きざま 「子孫に財産を残
                                 すほど愚かな事はない」

   ・老いの悩みは「こう考えると消えていく」
                        「年をとる」から「年を重ねる」
                        「病気」 体を労わるチャンス
                         「孤独の心細さ」 頼りになる自分はここに
                        「死への怖れ」  生きている限り死なない
                        「ボケの憂い」  年齢を経ていていく
                        「欝への不安」  笑顔良ければ、全て良し

      愛されるシニアとして、瀬戸内寂聴さんのお人柄を象徴する柔和な笑顔
        とユーモラスな話しぶりを揚げていました。彼女にかかれば老いも体調不良
        も笑い話のネタになってしまいます。

        「笑顔良ければ、すべて良し」-老いに襲いかかる難問はすべ
               て、笑いが解決するといっても過言ではない。大いに笑い、楽しい
               シニアライフを送りましょう!ーと結んでいました。     

     折りしも今日のTV NHKで瀬戸内さんの「のこしたい言葉」を放映して
     いました。
         
                  
      http://www.co-cfc.co.jp/contents/jakucho/index.html