薬害により訴訟問題が毎日のようにテレビ・新聞にて報道されています。薬は
毒にもなることの実証です。
1985年頃から血液凝固剤として使用されていたフィブリノゲンーみどり
十字製薬ーがC型肝炎を発生させていたことが明らかになったことでした。
輸血の際の止まらない出血に投与されたのです。患者は何も知らないから、
病院のなすままです。一応厚生省が認可しているわけですから、多くの医療機関
で使用されその数28万人とされ、C型肝炎発症がすでに1万人と言うことで、亡く
なられた方も多数あります。今まで救済の解決がされなかったことは、国と製薬
会社の責任逃れが問われるわけです。
わたしの従弟の妻も手術時の輸血によるC型肝炎が20数年経ってから発症
し、長い間、インターフェロンなど投与しながらも、肝硬変となり、最終は生体
肝移植で命をとりとめ、やっと4年目を向かえました。
C型肝炎の恐ろしさは、肝硬変・肝臓がんになって初めて分かります。沈黙
の臓器とされている肝臓ですから、薬害によって冒されてはならないことです。
わたしもかつて1000CCの輸血をしましたが、未だに肝臓検査はしています。
C型肝炎は潜伏期間が長く発症までに何年・何十年もかかるようです。
訴訟問題も早くに納得のいく和解補償が出来ればです。