夕映えに

陽が落ちるまで輝きたい、くさぐさの記録(日々の出来事、読書、スポーツ、友だち)

NHK深夜便  こころの時代

2009-08-14 11:36:39 | Weblog

   眠られぬ夜は、ラジオ深夜便を聞いています。なつかしい音楽あり、
   午前4時からは「こころの時代」の中で宗教の話いろいろな、人生での
   思いを聞く ことが出来ます。
             

    明日は終戦記念日64年と言う長い歳月やが流れました。今朝
   のこころの時代は レイテ沖にて沈没した巡洋艦の乗組員(現在85歳
   の建築家)の話でした。当時21歳の若者でした。

   5年間の海兵(海軍兵学校ー予科練)を卒業するや、同期の者
   と共に戦艦大和を旗艦とする巡洋艦に乗り、銃撃戦を戦ったので
   した。敗戦が分かっていても戦わざるを得なかったのです。

   次々と銃撃され亡くなっていく兵士たち、当時彼らは人生24歳
   と思っていて、死は誰しも覚悟をしていました。

       艦には千数百発の爆撃(空爆、魚雷からも)を受け、レイテ沖に
   沈没するのですが、それでも上官は兵士の命を気遣い、甲板に
   多量の材木を運ばせて、助かるものならとこころしてくれたそうです。
      
       語りの本人も、海に放り出され自分の周りにはつかまる物とてなく
   立ち泳ぎの5,6時間(4月のレイテの海は一番冷たく感覚がなくなる
  ほど)漂流ののち、駆逐艦に助けられ、今に至ったとの話でした。

   敗戦後の64年より5年間の同期のさくらと共にした年月の方が
   重いと・・・・今も尚戦死していった友の顔が浮かび涙する日々を
   送っている。

   先日もテレビでガダルカナルで戦った生存兵の今でこそ語る話
  をしていましたが、ガダルカナルでは、人肉まで焼いて食したこと
   を話していました。
      
      戦場にあってはまだまだ語られない、また語れないことも多くあ
  るで
しょうが
、・・・高齢となり墓場まで持っていくことになるのでしょう。