あの忌まわしい3・11大震災から1年が巡ってきました。
地震、津波による死者15854人、行方不明者3167人の数は、今日の新聞
紙上で掲載された数です。毎日行方不明者の数は1人2人と少なくなっている
のは今も尚どこかで不明者の捜索活動が行なわれているのでしょう。
大地震、津波による死者、家屋の倒壊、流出、家族を亡くした人々、
仮設住 宅での生活、原発問題での放射能汚染、避難生活、家族分断
での生活、瓦礫の処理・・・等どの一つをとっても簡単に処理できる問題で
なく、国(政府)は党を越えて関わっていかなければならない問題です。
全国各地から、また世界の諸国から支援・救援の手も多く差しのべられ
た1年でした。今もって瓦礫の中から不明者を捜索する方々、また原発の
汚染処理に携わる方々には、頭が下がります。
しかし、被災地で生きて、生活している人々の暮らしが最も大事な問題
です。1年経った今、人々は嘆いてばかりもいられず、仕事の再生や立ち上げ、
など復興に向けて確実に動いています。
遠く離れたわたし達には直接何も出来ないけれど、めげずに頑張っている
人々に声援を送り、傷ついた人たちへは涙と励ましの言葉のみです。
奇しくも今日は東京大空襲から67年目を迎えた日です。戦争による爆撃で
焼け野原と化し、10万人もの死者を出しています。これは人災でしたが・・・・
3・11大震災は、天災とともに原発事故(人災とも言える)を伴っています。
防御しようもない出来事がいつ起きるかも知れない日本列島です。
3・11を教訓としての構えは常に必要かもと思われます。
3・11での死者・行方不明者に対してあらためて合掌です。