夕映えに

陽が落ちるまで輝きたい、くさぐさの記録(日々の出来事、読書、スポーツ、友だち)

2年振りに友を訪ねて

2013-03-23 20:35:06 | Weblog

  となりの伊勢市の美容院へパーマをかけにいくので、一昨年からご無沙汰
していた友を訪ねることにしました。1週間ほど前に電話があり、話をしたい
とのことでした。2年前の3月13日あの東日本大震災を友だちNさんの家
で見ていて驚いたのでした。ですから3,11の日が来るとお互いに思い出す
のです。
       
  Nさんは1歳下でご主人が亡くなられてから9年ほど経ち独り暮らしです。
7回忌のあと自分の生前葬も済まし、永代供養も依頼してあるそうです。
元がお寺の出身で姪二人は、それぞれお寺を継いでいるそうですから安
心のようです。

 Nさん自身はまだまだ元気ですが、二人のお姉さんは亡くなり、もう一人
のお姉さんはデーサービスを受けているとのことです。
  亡くなるときは何処でが良いかとの話になり、3つの選択があり、
1は自宅、2は施設、3は病院と・・・・・
  「貴女ならどれを選ぶか」と問われ、とっさには「ウーン?」とその時にならな
ければ分からないだけに考えさせられました。

 「お金さえあれば病院で特設の部屋だよ。」と・・・・1ヵ月云?十万・・・・・
  「まあそんなに長くは生きられないから有り金はたいてね。」
  「そんな部屋あるのかしら。」  「それがあるのよ。」と・・・・

  お互い明日をも分からない命だけにこんな話になり、切ない話だけれど、
今はまだ笑っての話となりました。だけど遺言だけは何度書き換えても良
いからしかるべき時に書いて置くことにはうなずきました。

  頼りになるのはお金だけの老後にはいささか淋しい思いです。