毎日がHappy気分♪

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そんな私の日常を気ままに綴った日記です。

◆127時間◆

2011年06月27日 | 映画でハッピー♪

今日のシネマ

 

パパを誘って観てきました。

近場では上映館がなかったので新都心のMOVIXへ。

 

これは本当にあったお話です。

最後に本人も出てきます。

しかし・・・本当にあったってことが信じられないほどショッキングな内容。

信じられないほどショッキングなのに

なんでこんなにポップでスタイリッシュに仕上げちゃうわけ?

それは 監督がダニー・ボイルだから。

 

彼の作品は数多く観ていますが(『シャロウ・グレイブ』『ミリオンズ』『普通じゃない』『ザ・ビーチ』『トレイング・スポッティング』)

一番記憶に新しいのはなんといっても 『スラムドッグ$ミリオネア』

『トレイング・・・』もそうだけど このスピード感溢れる映像は

今回も冒頭部分からガンガン来てます。

私は大好きです。 が、

この時点で、観に来た事を悔やむ中高年の方たちがいるんじゃないかと心配になりました。

これは『運命を分けたザイル』とは違いますよ~。

 

この先、ネタバレ行かせていただきます。

 

クライマーで冒険心の強いアーロンは

常日頃から周りの言葉にはあまり耳を向けず

自分の人生を楽しんでいた。

 

この日も行先を誰にも告げず ブルー・ジョン・キャニオンに出発。

車を下りMTBで軽快に滑走。

道迷い中の二人の女子と自然のプールで遊び、彼女たちと別れた後、

アーロンは狭い岩間に落ち、おまけに大きな落石に右手を挟まれ身動きがとれなくなってしまう。

 

さて、ここからはアーロンのみの映像です。

この状態での127時間を想像してみてください。

 色々試してはみるものの、岩はびくともしない。

 食糧も水も底を尽き、死を覚悟するアーロン。

覚悟しながらも自分の姿や状況をしっかりビデオに録画したり。

しかし次第に妄想と現実が重なって極限状態になっていく。

 

彼は生きたかった。

やり直したかった。

生きて、家族や恋人に今までの自分を謝りたかった。

で、何をしたか。

自分の右手を切り落としたんですね。

欧米では観てたお客さんの中に失神した人がいたとか。

私はちゃんと下調べしていったので心の準備ができてました。

 

切り落としたことで やっと動けるようになったアーロンが

どうやってその後助かったのか、という所までしっかり描いてくれてるので

良く頑張ったよ、アーロン・・・とウルウルしながら

観ているこちらも心の底から安心して帰ることができるんです。

 

内容だけ読むと

重くて辛くて苦しいだけの映画って思うかもしれないけれど

そこがダニー・ボイル。

カメラワークも音楽もいい。

サントラ、買っちゃおうか、って思うくらい。

 

アーロンの役を演じた ジェームズ・フランコ も素晴らしかったです。

オスカー候補になったのも頷ける。

今までずいぶん作品観てきてるけど 

多分、これが彼の代表作の一つになるのは間違いないと思われます。

 

この映画が重くて辛くて苦しいだけの映画で終わってなかったことの理由の一つに

本物のアーロン自身が根っからの明るい人間だ、ってこともあると思います。

いや、それが全てかも。

 

だってほら、義手になっても相変わらずこんなに楽しそうに冒険してますから。

 

 

 

 

 

 

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