窪 美澄 著。
「女による女のためのR-18文学賞」大賞受賞。
そんな賞があったこと自体知らなかったです。
他にも「本屋大賞2位」とか「山本周五郎賞」とか色々受賞してるみたい。
前半、余りにも大胆な性描写にちょっと言葉を失いましたが
ぐいぐい引っ張られて読んじゃいました。
本当はかなり前に読んだのに、ずっと感想書けず・・・
まとめるのは難しいです、とっても。
●ミクマリ(R-18受賞作)
●世界ヲ覆フ蜘蛛ノ糸
●2035年のオーガズム
●セイタカアワダチソウの空
●花粉、受粉
五つの短編になってますが、それぞれが全く違う話ではなく
「ミクマリ」に出てくる斎藤君と関わった人達の背景を、各章で説明するかたち。
「性」→「命」→「生」ってこと・・かな。
自分の文章能力のなさ、今回も痛感。
でも、「読んだ」という実感はとても強く感じられる本。
帯に書かれた角田光代さんの言葉
「この小説は、私たちの、時に愚かな生というものを、全身全霊で賛美している」
・・・・参りました。