今日のシネマ
初日にパパと劇場へ。
山田洋次監督50周年記念作品。
ほぼ満席、そしてそのほとんどが私たちより上の方々でした。
私は小津安二郎監督の「東京物語」を観ていないので初めて知るストーリー。
『おかしくて、かなしい。これは、あなたの家族の物語です。子を持つ、親を持つ、全ての人へ』
本当にその通りの映画でした。
誰もがきっと、この中に出てくる人物に、自分や家族を重ね合わせながら観ているんじゃないでしょうか。
号泣するわけじゃないんだけど、何度も涙腺が緩み、
気がつけば、劇場内のあちこちにそんな気配が広がっていました。
ただ・・・これはパパとの共通の意見だったのですが
吉行和子さん演じるお母さんの年齢設定が68歳ってなっていたけれど
今時の68歳はもっとシャキシャキしているんじゃないでしょうかね・・
それと、これもパパが小さく漏らした一言ですが、
「なんだかんだ言っても、この親は幸せだよな。」
私はこれには敢えて返事をしなかった。
だって、共鳴しちゃうとドッと現実が押し寄せてきて
せっかく観た映画の余韻が消えて無くなりそうだったから。
でも心のどこかでは「そうだよね」って頷いてる自分もいた。
感想は色々あるだろうけれど、そのどれもがきっと〝家族"につながっているものだと思う。
親孝行って何だろうね。
幸せって何だろうね・・・。
いつか小津監督のも観てみたいです。