今日のシネマ
2017年 アメリカ
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発達障がいを持つ主人公がある目的のために
サンフランシスコからロスまでの300キロ以上を初めて一人で旅する話。
見た人の大部分はきっと、主人公のウェンディが一つ一つ困難を乗り越えていく様に感動し、
私もがんばろう、とか思うんだろうなぁ。
でも、私はそうはいきませんでした。
我が子がウェンディと同類項であるがため、
彼女が遭遇した出来事全てが身につまされて心が痛かった。
そしてそれが息子が数年前に1人で富士山に登ったときのことと重なって
色々想像し、今更ですが不安に駆られてしまいました。
ただ、ウェンディがそうであったように
我が息子も全て自分で考え行動した、という事実は大きく、
それは間違いなく今日の本人の自信につながっていると思うのです。
外から見ると発達障がいって本当に解り難い。
だから常識からはずれていても、協調性が無くても
大抵の場合、「なんだこいつ」と隅に追いやられて通り過ぎてしまうのですが
社会で生きていく上でこれまで以上に様々な困難が待ち受けているかと思うと
親としては本当に不安だらけだし、
「わかってほしい」と「特別扱いはしないで」の間で
いつも揺れている私がいます。
でも、本人はそんなことおかまいなしに我が道を行くんだけどね。
ウェンディは「アイ・アム・サム」や「宇宙戦争」の ダコちゃん。
すっかり大人の女性になって・・・
彼女を見守る施設職員に トニ・コレット。
お姉ちゃんに アリス・イブ。
ウェンディのその後、も見てみたいな。