昨日は、通級の先生との懇談でした。
息子の学校に対する不安はどこからくるのだろう、という話になりました。
私は、
「勉強が難しい?」
「体育が嫌?」
「休み時間にしんどくなる?」
などと、息子に色々聞いてみたのですが、全て違って、
「そんなことない」「だいじょうぶや」と、言っていたことを話しました。
「ただ、とにかく疲れるのだそうです。
それと、『ちゃんとやれるかな~』って、不安になるみたいです。
考えてみると、5時間目6時間目に具合が悪くなって、頭が真っ白になったり、胸が痛んだり、泣き出したりしているので、本当に疲れが限界にくるまで頑張り過ぎているのかな、って、思うことがあります。
この頃、家に帰ってから、まず寝てしまうことも多いです。」
「〇〇君にとって、学校はとてもしんどいところみたいですね。
でも、学校での様子を見る限りでは、問題なく楽しそうにしているんです。
それが、素の自分を出せずに、周りに合わせて頑張り続けているのだとしたら、しんどいですよね~。
もしかすると、本人も気付いていないけれど、友達とのことで嫌な思いをしたことがトラウマみたいになっているのではないでしょうか。」
と、先生は言いました。
「『2年の時のいじめが一番辛かった』と、最近になって口にすることはありますが。。。」
私が支援学級にのことを真剣に考えるきっかけとなった、息子に対するいじめです。
悪質で、今思い出すだけで胸が苦しくなりますが、当時の息子は感情の表現が乏しく、私が思う程深く傷付いていないのではないか…とさえ思ったことがあります。
息子の心に、そこまで大きな傷を残していたのでしょうか。
「〇〇君の中で、そのことが消化できずに残っているのかな。
時が経てば、普通はだんだんと薄れていくものですが、〇〇君の中に『ちゃんと出来なかったら、あの時みたいになるんじゃないか』という恐怖というか不安がずっとあって、成長期に入ってそれがますます大きくなり、学校では常に緊張して生活している状態で疲れてしまうのかもしれません。」
さらに、先生は、
「2年前に卒業した通級の子で、幼稚園の時に同級生に言われた一言が、ずっと心に引っかかって前に進めないという女の子がいました。
偶然、言った相手も通級に通っていた男の子で、6年生の時に、そのことを話す機会がありました。
その男の子は、自分が言ったことも忘れていたのですが、
『そんなことを言ったせいで、未だに傷付いてるって言うんやったら、謝るよ』って、女の子に謝ってくれたんです。
そのお陰で、女の子は、そのことを乗り越えることが出来ました。
〇〇君の気持ちを楽にするために、何か出来ることがあったらいいのですが・・・。」
と、仰ってくださいました。
先生は、スクールソーシャルワーカーの方が、週1回、火曜日に学校に来られているということで、
「社会的な支援のことは私より詳しいから・・・」と、私に紹介してくださいました。
近辺に自閉症のお子さんを抱える親の会のようなものがないか、探してくださることになりました。
以前、当事者や家族の会を他の機関で紹介されたことがあるのですが、自宅から遠く、本人に告知していないため息子を連れて行くわけにもいかないので、参加するのは無理だと思ったことがありました。
もし、近くにあるなら、私だけ参加することも可能かもしれません。
参加出来れば、病院のこと、薬のこと、告知のこと、将来のこと・・・、聞いてみたいことはたくさんあります。
あと1年半も経たないうちに、息子は小学校を卒業します。
この苦しさを乗り越えて、中学校に進学してほしい。
本当の笑顔で小学校を卒業できますように・・・。