朝から、「ママ、ママ~!」と、息子が呼ぶので、
「何や? どうしたん?」と聞くと、
「分からん。。。」と、息子。
「何が分からんの?」と聞いても、
「分からんねん。」と、息子は泣きそうです。
「ママにどうしてほしいの?」と、聞いても、
「分からんねん。」
そればかりか、
「お願い、ちょっと待って・・・。」と言いながら、「あかん」とか、「力入れへん」と、ぐちぐちぐちぐち言い続けます。
私が無視して用事を始めると、また、「ママ~!」
そういうのを何度繰り返したでしょうか。
結局、服も着替えない、ご飯も食べないまま登校時間になってしまい、学校に、息子の調子が悪いので落ち着いてから送っていくことを連絡しました。
やっぱりきたか・・・。
昨日、息子のプレイセラピーがあり、その時間、別室で私もカウンセリングを受けていました。
その中で、6年生になってから学校がとても楽しい様子で、息子が少しハイテンション気味なこと、
学校のクラブで副部長に立候補したり、委員会でも張り切っていること、
塾に通い始めたばかりなのに、サッカースクールの回数を増やしたがっていること、
サッカー以外の友達と遊んで、友達の家でユーチューブを観たり、コンビニに行ったり、と、今までと違う遊び方をするようになったこと、
そういうことを話したうえで、
「今は、行き渋りも確認行為もないのですが、充実しているというか、頑張り過ぎているように思うので、突然わっとなって潰れてしまわないかと心配しています。」
ということを、私自身が口にしていたところでした。
「落ち着かへん」と、ぐるぐると歩いているか、だらだらと寝そべってしまう息子は、私が何か喋ろうとすると、
「待って! ちょっと待って、って!!」と、逆切れ状態になります。
「待ってるやん。『焦らんでいいから、落ち着いたら学校においで』って、先生言ってたで~。
落ち着いたら、服着替えや。」
それだけ伝えると、私は、洗濯物を干したり朝食の後片付けをしたりして、自分の用事をしていました。
念のため、別の部屋から発達相談室に電話をかけ、昨日のプレイセラピーの時に息子が何か言っていなかったかを聞いてみましたが、特に思い当たるような話はしていなかったようでした。
息子に今日の時間割を聞くと、1時間目は「英語」で2時間目は「作文」だそうです。
「作文」は、昨日「スポーツテスト」があり、そのことを書くらしいのですが、
「何書いたらいいんか分かれへん。」と、息子は言っていました。
「5年生のときより、記録が上がったんやろ! そのことを書いたら?」
ソフトボール投げも3メートル伸びたんやろ!」
「それでもたった14メートルや。
他の子はみんな20メートル以上投げてる。」
「前回の自分の記録よりいい結果を出すことがすごいんやで。
体幹トレーニングしたりして、頑張ってたやん。努力の結果や!
それに、スポーツテストは中学でも高校でもある。
〇〇は、これから伸び続けると思うよ。」
体の使い方がぎこちない息子は、みんなのような記録は出せません。
昨日は、息子にとって悔しい一日だったのかもしれないと思いました。
半時間ほどして、息子が服を着替え始めました。
悔しい気持ちを口にすることが出来て、気持ちが落ち着いたのか、
「お腹すいた。」と言って、朝食も全て食べました。
「学校、だいじょうぶかなぁ?」と言いつつも、自分から、「行く!」と言い出した息子。
2時間目の作文の時間に学校に送って行くことが出来ました。
「今日も不安に負けんと登校出来たね。」
息子の背中をトントンとたたいて、校門をくぐりました。
今朝のことで、張りつめていた息子の心から、少しガス抜きが出来たでしょうか。
頑張っても、うまくいかないことはあります。
おそらく、人よりそれが多くて、気持ちの切り替えが下手な分、こうしたガス抜きも多く必要なのかもしれません。
わっとなって潰れてしまわなくて良かった。
息子が笑顔で学校から帰ってきますように・・・。