中学生になって、息子は晴れて「サッカー部員」となりました。
中学に入ったら、サッカーが出来る!
息子は、どれだけ待ち望んだことでしょう。
2年前に地元のサッカークラブに入り、サッカーが好きでやりたい気持ちもいっぱいあったのに、心と体がついていけなくなって、たった2ヶ月でやめることになってしまいました。
息子の中にあった自信が全て粉々に砕け散ってしまったようで、なんでもない普段の学校生活さえも、「うまくいかなかったらどうしよう・・・」と、強い不安を抱えるようになってしまいました。
それでも、週1~2回、放課後に小学校で教えてくれるサッカースクールだけは通い続けた息子。
スクールは、試合は行わずに個人スキルを練習する場です。
サッカーが大好きで頑張りたい気持ちと、サッカーなんて無理だという気持ちが、ずっと息子の中で戦っていたのだと思います。
6年生になると、息子は「サッカークラブに復帰したい」と言うようになりました。
まだまだ不安が強く調子が悪くなることが多かったので、医師からは、「もうちょっと良くなるまで待ってほしい」と言われ続けました。
中学生になって息子の不安が少なくなったとは言えませんが、少しは不安との付き合い方が分かってきたということと、何より「サッカーがしたい」という息子の気持ちをこれ以上押さえつけることは出来ません。
親として出来る限りのサポートをし、「もし、ここでやっていけなかったら、それは、サッカー以外に息子が輝けるものがあるということだ」と覚悟しています。
これまで、ボールを蹴りに行ったり、体幹トレーニングや走り込みをしたり、息子は自分なりにトレーニングを続けてきました。
どうかどうか、息子が仲間と一緒にサッカーを楽しむことができますように。。。