10日は、息子のメンタルクリニックでした。
この日のカウンセリングは、息子1時間15分、私が8分ぐらい。
順番が最後だったので、長く時間をとってもらえたのかもしれません。
「調子が悪いです。
休校になって、友達が誘いに来てくれ、何度か公園にボールを蹴りに行ったりしているのですが、昨日は、出かけてすぐに、『迎えに来て!』って、パニック気味の電話がありました。
それからますます調子が悪くなった感じです。」
「そうですね。
『ちょっと風邪気味だったのが治って、だいじょうぶかなと思ったけど、行ったらしんどくなってしまった。』
と、言っていました。
頭の中がごちゃごちゃしていて、落ち着かない様子だったので、気持ちを書き出して整理してみました。
コロナウイルスの影響で休校になっても、自分はそんなに学校へ行ってなかったから影響ないと思っていたようですが、『頑張りたい』と思っていた部活がなくなったり、楽しみにしていたJリーグの試合がなくなったり、普段と違う生活になってしまったので戸惑っていたということが確認出来ました。」
「そうだろうとは思っていました。
風邪気味と言っても、そういう症状は全然ないし、友達と何かあったのかなと思っていました。」
「何かあったというよりは、友達と話していて、調子が悪くなってきたという感じのようです。
3月から新学期にかけては、色々プレッシャーに感じて、調子が悪くなることが多いかもしれません。」
「そういう時期だとは思っています。
本人も、前に進みたいという思いが出てきたのか、この前、『進研ゼミを再開したい』と言ってきました。
中一の12月にやめてしまったので、とりあえず英語だけでもその続きから勉強したいそうです。
サッカーの実況で英語だけのものがあるので、そういうのが分かるようになりたいのかもしれません。
せっかくそう言ってるので、早速手続きをしました。
出来るかどうかは分かりませんが、そう思ったこと自体が前進なのかなと思って・・・。」
「それは、すごいですね。
今までと変わってきましたね。」
「はい。
療育の先生にも、『英語の勉強がしたい』と言ったらしく、1年生の時の英語のワークを持って行って、少し一緒にやってみようか、ということになりました。
でも、実際に教材を開くとすぐに調子が悪くなってしまって、本当に少ししか出来なかったみたいです。
療育の先生は、
『学校で勉強をしていて、分からなかったり、調子が悪くなってしまったことがフラッシュバックしてしまったのかもしれない。』
と、言ってました。
学校では『分からない』とか『調子が悪い』ということを隠さないといけないと思っていたようですが、療育では、調子が悪いときは、しっかり言葉に出せているようで、〇〇の調子が悪いときは、雑談したり、緊張をほぐすために体を動かしたりして、〇〇の様子を見ながら一緒に勉強してくれているみたいです。」
「勉強をしようとすると調子が悪くなるというのは気になりますが、誰かと一緒にするというのはいいですね。」
「そうですね。
通級でも、先生と一緒にサッカーの話をするのがやっとだったので、すごく前進というか、前に進もうとしているなぁという気はします。」
続く診察では、息子は、しばらく考えながら、
「どちらかというと調子が悪いけれど、やろうと思っていることはぶれてないと思います。」
と、答えていました。
「そう。
じゃあ、もう少しこのままのお薬でいきましょうか。」
今回、先生は、私に質問されませんでした。
カウンセリングの先生から情報が上がっていると思うので、私も特に言うことはありません。
ただ、前回のように体調が悪くなったときのことを考え、薬が切れてしまわないよう、1週間分余分に処方していただけないかお願いしました。
次の診察は2週間後ですが、「リスパダールOD錠1mg(0.5mgを2錠)と、レクサプロ錠10mg(1錠)、ツムラ抑肝散加陳皮半夏エキス顆粒5g(2包)、ビオフェルミン錠3錠」を3週間分処方していただきました。