私たちの身体は、畏怖の念を抱くまでに「すばらしく・くすしく創造」されています(詩編139:14)。
私たちは自分の体を自分で考えて造り出したのではありません。偉大な創造者エホバ神の設計の業によって、地上に命を頂き生かされています。自分の身体のくすしい創りを調べると、だれでも驚嘆し、偉大な創造者エホバ神に深く感謝を表すことが出来るでしょう。
人体に備わっている5感を調べるだけでも、偉大な創造者について理解を深めることができます。体の中でご自分の脳について、どれだけの方が理解を深めておられるでしょうか。私たちの能力や機能は、頭の中にある有機物質の脳に依存しています。脳は約1、400グラムの優れた器官です。この優れた脳を備え、地球上で特異な存在となっています。
私たちの脳は有機物質ですが、「およそ500億個の神経単位(ニューロン)が、1,000兆ものシナプス(接合部)を持ち、しかも全体で毎秒おそらく1,000兆の10倍もの頻度で発信しているような器官の働きを、いったいどのように把握したらよいのか」と、リチャード・M・レスタク博士は問いかけています。人間は自分で考えて備えたのではなく、神エホバによって驚嘆する脳が備えられているのです。
人間の考える優れたコンピューターも、人間の備えられた脳の働き、つまり知恵によってプログラムされ働きます。しかも、コンピューターは定期的なメンテナンスが必要ですが、私たちの脳は使えば使うほど能力を発揮し、コンピュータのようなメンテナンスは必要としません。そのため多くの人たちは、人間の人体、優れた脳は深い気遣いの創造者エホバ神のみ手によるものだと判断するようになりました(創世記1:27)。
人間の頭脳の働きについて、「脳の内側」という本は、次のように記しています。「脳は制止的な器官ではない。それは絶えず変化してゆく細胞連携の集合体であり、経験する事柄によって大いに影響されて(変化して)ゆく」。人間は学び経験することによって賢く変化することが出来ます。
脳は経験することだけではなく、思考することによって影響を受け進歩します。知的に活発な状態を保っている人の脳は、知的に怠惰な人の脳に比べて、神経細胞(ニューロン)間の接合部(シナプス)が最大で40%も多いことに科学者たちは気付きました。ですから、人間は何歳になっても頭を使い、思考する習慣を続ける必要があります。
人間の脳は柔軟性に富み、意思の伝達能力を備え、かつ最も重要な愛や公正を求める能力を持ち、自由意思という貴重な能力も備えています。これらは自分で考えて備えたものではなく、愛情深いお父さんエホバ神の賜物によるのです。
聖書は、科学的に調和し、「思いを作り直すことによって変革する」と教え、「正確な知識」を頭脳に取り入れることによって「新たにされる」と、教えています(ローマ12:2.コロサイ3:10)。ですから、正確な知識を学び続け、変革し、神エホバに喜ばれる人格形成を続けたいものです。
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夕暮れに 忙しく舞う アゲハチョウ 今日の一句
道辺に咲いている「アガパンサス」
- この花にアゲハチョウが来ていましたが
近づくと飛び立ち写真に撮れませんでした -